五社英雄 極彩色のエンターテイナー 文藝別冊

春日太一

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309978512
ISBN 10 : 4309978517
フォーマット
出版社
発行年月
2014年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
238p;21

内容詳細

「三匹の侍」「鬼龍院花子の生涯」「極妻」――日本のドラマと映画を変えた鬼才の全貌に、春日太一が迫る。関係者へのインタビュー42本と未発表資料多数掲載の豪華決定版五社読本!

【ドキュメント】演出家・五社英雄の歩み ──春日太一
仲代達矢 ──五社さんはイタリアンだと思います
岩下志麻 ──「僕に任せなさい」の一言で、東映に行けました
【ドキュメント】夏八木勲と五社英雄 ──春日太一

《第一章》芽吹く春 ──一九五九〜六八年
岡田太郎 ──五社っていうと一番に組合のことを思い出しますね
尾崎長 ──夜中の一時に、よくスタジオを飛び出しました
柴英三郎 ──『三匹の侍』は、五社との格闘でした
嶋田親一 ──ニッポン放送時代から綿密な計画を立てて、映画に向かっていったんだと思います
白川文造 ──「五匹」のはずが、「三匹」になってしまった
平幹二朗 ──『三匹の侍』のおかげで日本中に知られる俳優になりました
松平乘道 ──夏八木勲は好かれていましたね僕と五社は映画という憧れを
森川時久 ──極めようとしたんです
横田安正 ──報道局への異動は、完全な島流しです

《第二章》灼熱の夏 ──一九六九〜八一年
安藤昇 ──五社さんは、表と裏の狭間で生きていた
角谷優 ──『御用金』の時に五社さんが一度だけ吐いた弱音は、今でも忘れられません
田坂啓 ──五社さんの映画ですから、殺し屋を出すなら女性がいいだろうと思ったんです
長坂秀佳 ──『ジキルとハイド』はワタシのオリジナルです
村上光一 ──映画部は「五社軍団」でした
山本圭 ──左翼青年役の研究をしていたわけではないですよ
吉田啓一郎 ──「ペンペン草の根なし草」俺も、そう思いたい
吉田達 ──なんだかわからないけど、お客がぶったまげるのを作るのが映画監督の腕なんです

《第三章》錦秋暮秋 ──一九八二〜九二年
市田勇 ──最後の時は「継続が力じゃ!」って何度も言うてました
うじきつよし ──こんな大先輩の男に惚れるなんて、思いもしませんでした
奥山和由 ──最初の出会いは「座頭市」の打ち合わせでした
かたせ梨乃 ──「頭で芝居したら絶対ダメだよ」それが五社学校初等科の卒業証書でした
菊地竜志 ──五社監督のカメラの目線は、大衆の目線なんです
日下部五朗 ──『鬼龍院花子の生涯』には、背水の陣で取り組んでいました
古賀伸雄 ──「なんでも問題があったら、こっちに言ってほしい」それが俳優座と五社さんの付き合い方です
鈴木秀雄 ──映す側ではなく、映される側にいた監督でした
高田宏治 ──雑談の中から名セリフが生まれる人ですわ
竹中直人 ──「アニキさんのまんまでよござんすよ」は一生の言葉です
田中美佐江 ──プレゼントはいつも、新聞紙に包んでいました
夏木マリ ──一回ふっ切れると、女って強い
名取裕子 ──監督は可愛らしい少年でした
西村維樹 ──『女殺油地獄』の時は、なんとしても監督を守りたかった
野口多喜子 ──「ガンだ」と聞かされた時は、冗談やと思いました
能村庸一 ──五社さんの周辺に「ただ仕事をしてればいい」という人はいませんでした
藤真利子 ──私、とり憑かれやすいんです
古田求 ──フンドシ姿で担架に乗せられました
増田悦章 ──映画の基本は、女優さんを綺麗に撮ることです
南野梅雄 ──西岡さん森田さんとの結束が堅かったから、東映であろうと松竹であろうと堂々と渡り合えた
宮島秀司 ──「宮ちゃん、新しい人いる?」って聞いてくれる監督でした
本木雅弘 ──私にとって五社組は「男として磨かれる場所」でした
森田富士郎 ──「映画は不滅だ」ということを、向こう側にいる五社さんに伝えたい

映画・テレビ作品一覧
五社英雄略年譜
【特別掲載】
柴英三郎作『三匹の侍』第一話「剣豪無宿」シナリオ

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読書メーターレビュー

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  • nizimasu さん

    いやはやかっこいい。フジテレビをケンカして辞めて逮捕や不遇の時期を経て、鬼龍院でカムバックも、独自の映像世界で魅了してきた五社さんの生き様そのものが映像のように蘇る証言の数々。春日太一さんの責任編集だから、盟友でもある俳優座の仲代達矢氏の言葉の重みや欠かせない岩下志麻とか、まあ豪華でもある。太く短く濃厚な人生はかっこいい。真似できないけど(笑)

  • pudonsha さん

    ものすごいテキスト量で五社さんのエピソードが掘り起こされていた。

  • tkm66 さん

    貴重な証言集だと思う。ただ「時間がなかったんだろうな」と同情する個所も散見。

  • rinrin さん

    【BOOK(2015)-014】!!!!!!!

  • a.k.a.Jay-V さん

    亡くなってすぐ出る追悼ムックでない所に好感が持てます。何故五社英雄レトロスペクティブが打たれないのか?これは長年の疑問だ。国内未ソフト化、VHS止まりの作品も多いが、それらもガッチリとロックしてます!作り手のガチで好きなのが伝わる本。御用金の裏話に今の自分が叱責されたかの如く.........。これ読んでから仕事に対する取り組みが違ってきました。あと御用金、再鑑したいですね。本書読了してからだとちがった見方が出来そうです。

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人物・団体紹介

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春日太一

1977年、東京都生まれ。時代劇・映画史研究家。日本大学大学院博士後期課程修了(芸術学博士)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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