時代劇入門 角川新書

春日太一

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784040822631
ISBN 10 : 4040822633
フォーマット
出版社
発行年月
2020年03月
日本
追加情報
:
368p;18

内容詳細

「ワンパターンの勧善懲悪は一部に過ぎない」「異世界ファンタジーのように楽しむ」「専門用語は調べなくてよい」…知識ゼロから時代劇を楽しむための入門書。歴史、名優、監督、ヒーローほか、一冊で重要なキーワードとジャンルの全体像がわかる!

目次 : 第1部 時代劇への接し方(ガイダンス―気軽に楽しむための「なんとなく」と「とりあえず」/ 時代劇ってなに?)/ 第2部 時代劇の歩み(戦前の時代劇/ 戦後の黄金時代/ 映画の衰退、テレビの登場/ パターン化とジャンルの後退)/ 第3部 とりあえず知っておきたい基礎知識(とりあえず知っておきたい主なジャンルとヒーロー/ とりあえず知っておきたい時代劇ヒーロー30/ とりあえず知っておきたいスター30/ とりあえず知っておきたい監督10/ これだけは覚えておきたい!原作者10)/ 第4部 もう少しだけ掘り下げておきたい重要テーマ(「忠臣蔵」超入門/ 忍者の変遷/ 大河ドラマってなんですか?)/ 第5部 チャンバラの愉しみ(殺陣はプロレスである!/ ラブシーンとしての決闘/ 殺陣の入口としての『ガンダム』)/ 特別インタビュー:富野由悠季監督が語るチャンバラ演出の極意

【著者紹介】
春日太一 : 1977年、東京都生まれ。映画史・時代劇研究家。日本大学大学院博士後期課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 海猫 さん

    シンプルなタイトルと、厚めな本の存在感がなかなか良い。時代劇って「古臭くてワンパターン」なイメージを、払拭しようという著者の意志が強く感じられる。文中たとえ話的に映画やドラマのタイトルや内容を、散りばめて書かれてあったりする。少しでも面白い作品を知ってもらう意図であろう。第二部の時代劇の歩み、が特に参考になった。他の部でもヒーロー像や役者、監督にまで触れていて読み応えがある。同著者「なぜ時代劇は滅びるのか」と表裏一体の内容。チャンバラ演出の極意を、ガンダムの富野監督にインタビューで聞くのも意表を突かれる。

  • yamatoshiuruhashi さん

    「忠臣蔵入門」「日本の戦争映画」に続いて春日太一3冊目。時代劇の中に当然忠臣蔵が含まれるために内容がかぶる部分もあるがそれは致し方なし。「いろいろ考えずにとにかく観てくれ、わからないことは置いといて観ながしてくれ」というのは、良くわかる。古典、外国の本を読むときに分からない単語にいちいち反応していては先に進めない。文脈からわかることもあるだろう。時代劇に若い人たちが反応してくれれば、また新しい時代劇が出て来る可能性もある。そして時代劇は決して廃れないだろうとも思う。

  • nnpusnsn1945 さん

    近頃黒澤明の影響を受けたゲーム『ゴーストオブツシマ』(作ったのはアメリカの会社だが、日本描写に違和感なし)をやっているため、時代劇の基本を学びたいと思い手に取った。時代考証は二の次、勧善懲悪のみではない、現代風刺の要素が入る等多くの発見があった。黒澤明作品は『七人の侍』、『用心棒』、『椿三十郎』、『隠し砦の三悪人』を見ていたが、晩年期の『乱』が載っていないのは不思議である。著者の印象には残らなかったのであろうか。

  • 姉勤 さん

    帯の富野監督インタビューに惹かれ。手引き書として、こんなに丁寧じゃないといけないのか、と思えるくらい。 年代、役者、監督、作品、ジャンルに章を分け、トータルに時代劇を紹介&詳解している。定額で膨大な映像サービスを利用できる現代ならではの本書。敬遠されがちな古臭さやワンパターンは、逆に言えば、普遍的なスタンダードの型と型破り。時代劇のもつエンターテイメントとして贅沢さを愉し見ましょうよ、と。時代劇は、潔さを好み、卑怯を嫌う日本人のコモンセンス。 新型ウイルス禍の中、鬱屈を晴らすにはちょうどいいかも。

  • 緋莢 さん

    <時代劇にあまり、あるいは全く馴染みのない人。時代劇を食わず嫌いしている人。そうした人たちが時代劇に入っていきたくなる、そして入ろうとした時の道しるべになる、そんな一冊になるといいなと思って書いています。>(おわりにより)その言葉通り、時代劇の歴史、時代劇ヒーローや スター、監督などの基礎知識等が丁寧に書かれています。<ようは、「面白けりゃ、それでいい」ということです。時代考証的に正しくても、作品として面白くなかったり、説得力を感じさせられなかったら、それは「不正解」なのです。>(続く

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春日太一

1977年、東京都生まれ。時代劇・映画史研究家。日本大学大学院博士後期課程修了(芸術学博士)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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