嫌な奴 講談社文庫

木原音瀬

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784065162798
ISBN 10 : 4065162793
フォーマット
出版社
発行年月
2020年02月
日本
追加情報
:
320p;15

内容詳細

学生時代に杉本の「親友」だった、粗暴で自己中的な男、三浦。病に臥せる三浦を、杉本は十二年ぶりに病院に見舞う。そこから再び始まった二人の奇妙な関係は、不本意な同居生活まで発展する。これはいったい、友情か、愛情か、執着か…。傑作BL『箱の中』の作者が、執拗かつ理不尽な同性同士の愛を描く。

【著者紹介】
木原音瀬 : 高知県生まれ。1995年「眠る兎」でデビュー。ボーイズラブ小説界で不動の人気を持つ。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • papako さん

    木原さんBL作品文庫化。うわー、なんか不気味な展開でした。和也が小学生の時に出会った乱暴な男子三浦。中学卒業で縁を切ったはずだった。しかし。。。まー、なんとも言えない関係だ。和也も和也だけど、三浦も三浦だ。泥沼?なんで決別できない?嫌な奴なのはどっち?ほんとに嫌なの?どうもみなさんのレビューを読むと結局ラブラブになるみたいですが、わからんわ。と思う反面、どこかでうらやましいって思う自分もいる。やっぱり一筋縄ではいかないわ、木原作品。

  • あっちゃん さん

    気になっていた作家さん!かなり心情的に追い込まれるような息苦しさがなんとも言えない(笑)BL本と読めば納得出来るのか?しかし、私的にはコレはイヤミスだな( ̄▽ ̄)

  • さおり さん

    苦しいお話でした。木原さんの本で楽なのんなんてたぶんないから、覚悟して読んでるんだけどそれでも。はー、もう息苦しいわ。和也にどこまでもどこまでも執着する男、三浦。ストーカーとかそういうレベルではない。病気というか、むしろ人生というか。私は流されやすい人間なので、和也の三浦を嫌う気持ちが減らないことの方にも特異ななにかを感じてしまう。なにせ、怖い。もう、どっちかひとり諦めたら?と思いながら、結局一気に読んでしまった。怖い。

  • mincharos さん

    「箱の中」以来どハマりした木原さん。これは、、、解釈に困るけど、これも一種の愛の形?愛なのか憎しみなのか、はたまた執着なのか。最初はずっと杉本目線で、三浦ってほんと嫌な奴だな〜と思いながら読んでたけど、だんだんと三浦が可哀想に思えてきて肩入れしてしまう不思議。女性相手になら間違いなく強姦で(いや男相手にでもそうだけど)、でも三浦の言い分「心はくれないんだろう。身体は反応してくれる。身体の方がずっと優しい」に少しだけ共感。最初からもっと心で会話してあげていればと思うけど、これはこれで2人のカタチなのかも。

  • しましまこ さん

    旧版読んでて、消耗するって分かってるのにまた読んじゃう。SS「変わらない日々」読めて良かった。

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木原音瀬

高知県生まれ。1995年「眠る兎」でデビュー。『箱の中』『美しいこと』をはじめとするボーイズラブ作品を多数発表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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