ゴジラのトランク 夫・本多猪四郎の愛情、黒澤明の友情

本多きみ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784800205643
ISBN 10 : 4800205646
フォーマット
出版社
発行年月
2012年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
217p;19

内容詳細

本多きみは東宝に就職してその人生を大きく変えていく。会社と寮があるのは東京・成城。寮である武蔵荘には若き黒澤明・本多猪四郎・本木荘二郎らがいた。きみは猪四郎と出会い、結婚する。夫は3度、徴兵され、戦争から戻った猪四郎の映画監督となる決意と覚悟を友人たちがサポートし、あの「ゴジラ」が生まれる。黒澤が自殺未遂を図る。一方、猪四郎は東宝を去る。その後、猪四郎はひょんなことから、演出補として黒澤を支え、「影武者」他、5作品が生まれる。5作品目「まあだだよ」完成後、急逝した猪四郎。茫然自失のきみを支えたのは黒澤だった。

【著者紹介】
本多きみ : 1917年茨城県の大地主の末娘として生まれる。1937年東宝に入社。日本で8番目のスクリプターとなる。2年後、本多猪四郎と結婚。一女一男を授かる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • マーブル さん

    口数の少ないイノさんに代わってきみ夫人が語る「無冠の巨匠」本多猪四郎。先日読んだばかりの本多猪四郎本人の自伝的インタビューではもの足りなかった部分を補って余りある臨場感。仕事場で出会い、ずっと寄り添ってきた夫人だからこそ語れる事実は、口数が少なかったという本多自身が語らなかったところまで聞かせてくれて、まるでこの2冊の本が、映画の仕事に関すること以外はすべて夫人に任せっきりだった本多と、それを支え、周囲の映画関係者たちとの交流もあった夫人の人柄そのもののように補い合っている。

  • keroppi さん

    本多猪四郎監督夫人が著者。黒澤監督のと交流、特に黒澤後期の5作品にどのようにして本多監督が関わったのか、本多監督死去への黒澤監督の嘆き、奥様だから語ることの出来る内容だと思った。ますます、本多監督が好きになってきた。ただ、トランクの中身が分からないのが残念。

  • リンデ さん

    隠れた名監督、本多猪四郎氏の、映画人としてよりも本多きみさんの夫としての家庭人の面目を伝える好著。いかに猪四郎さんが優しく情に厚い方だったか、その方にとって戦争体験がいかに過酷だったか、そして、原爆投下後の広島を通過したときの感慨、「ゴジラ」を生み出した原動力のひとつはここにあるだろう。

  • ヒデキ さん

    本多監督の生涯を添い遂げられた奥様の言葉で描かれています。監督としての姿よりも家に帰ってきてからの姿がメインになっています。その中でも黒澤監督との関係の描かれ方が素敵でした。お互いに言葉にできない気持ちが奥様の言葉でだから描かれています。おそらく自伝なんかになったら恥ずかしくて書かないだろうなと思って読んでました。

  • 河野孝之 さん

    著者は、本多みきとあるが、取材・構成・文=西田みゆきで、副題「夫・本多猪四郎の愛情、黒澤明の友情」とあるように本多猪四郎の奥様が語った夫婦二人の歩み。今年1月にNHKでドキュメンタリー(確か「イノさんのトランク」だったと記憶している)が放送されたが、それと併せて読むべき。巻末にあとがき代わりに八千草薫さんとの対談がある。なぜかといえば、八千草薫の夫は、谷口千吉監督で本多猪四郎、黒澤明と共に山本嘉次郎監督の門下生三羽鴉の一人だったため。トランクの中身はドキュメンタリーで明かされ、この本では明かされていない。

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本多きみ

1917年茨城県の大地主の末娘として生まれる。1937年東宝に入社。日本で8番目のスクリプターとなる。2年後、本多猪四郎と結婚。一女一男を授かる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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