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ゆるく考える

東浩紀

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784309027449
ISBN 10 : 430902744X
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2019
Japan

Content Description

世の中を少しでもよい方向に変えるために、ゆるく、ラジカルにゆるく。東浩紀、平成最後の11年間の批評。

目次 : 1 2018(坂のまち、東京/ 休暇とアクシデント/ よそものが作る地域アート ほか)/ 2 2008‐2010(なんとなく、考える 全体性について/ なんとなく、考える 公共性について/ なんとなく、考える 現実感について ほか)/ 3 2010‐2018(現実はなぜひとつなのだろう/ 大島弓子との三つの出会い/ 少数派として生きること ほか)

【著者紹介】
東浩紀 : 1971年、東京都生まれ。批評家、作家。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。株式会社ゲンロン創業者。同社発行『ゲンロン』編集長。99年、『存在論的、郵便的』で第二一回サントリー学芸賞(思想・歴史部門)、2010年、『クォンタム・ファミリーズ』で第二三回三島由紀夫賞、15年、『弱いつながり 検索ワードを探す旅』で紀伊國屋じんぶん大賞2015「大賞」、17年、『ゲンロン0 観光客の哲学』で第七一回毎日出版文化賞(人文・社会部門)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ころこ

    2008年から18年にかけてのエッセイ集です。18→08〜18と並んでいます。冒頭の数編を読んで、少し飛ばして08を読むと明らかなのは、08と18の文体が大きく異なっていることです。08は自分語りの言説に満ち溢れており、ゼロ年代の読者からすればお馴染みのノリですが、一部の読者にしか届かないだろうという印象です。他方、18は人文知とは無関係な日常のことをいっているようでいて、読者が自然と何かを考えている読後感が残る印象です。本当の著者がどちらなのかは簡単にはいえません。現在の読者としては、多くの読者を獲得し

  • mincharos

    む、難しい、、お勧めしてくれた友達は、この人の本を読むと興奮する!と言ってた。私はちっとも興奮なんてせず、眠たくなった。笑 在宅ワーク中のお昼休み、ベッドに寝転がって30〜40分間の読書。この本を開くと、読書→お昼寝、、、でもそんな中「育児と反復可能性」と「ゲンロンと祖父」が面白かった。子供が大きくなるのがどうしてこうも早く感じるのか?は、その取り返しのつかなさにある。この手の本をじっくり読んで、普段自分が考えないようなところに思考を巡らすことが、脳の老化防止に繋がりそうだなあと思ったりもして。

  • 踊る猫

    なるほど「ゆる」い。東浩紀と言えば現代思想から現代文学やアニメなどハイもローも、ハイカルチャーからポップカルチャーまで縦横無尽に論じられる存在だとこちらが思っていて、下世話ながら東浩紀自身もそれに応えようとかなり無理をしていた節もあると思っていたのだけど、ここではルソーやフクシマなど限られた問題系に的を絞って、本人は謙遜しているがなかなか「まじめ」に議論と行動を展開しているひとりの知識人の姿を見せている。誰に読まれているか、どう思われているかを過度に意識しているところは相変わらずだが、東の時代はこれから?

  • nbhd

    僕は、ゼロ年代初めころのじぶんの困難を、東浩紀さんが書いた文章によって救われた身なので、身体感覚レベルでこの本も好きです。どこが好きなのか、を今回ふり返って考えてみたのですが、【どうしようもない人間】ベースで考えましょう、というスタンスが好きなのですね。人間は「話せばわかる」ものでもないし、「論理的な存在」でもないし、テクノロジーが進化しても人間のもっている「困難と面倒」は拭えないもの。【人間はどうしようもない】、これで「諦念」するか、「出発点」にするか…東浩紀さんは「諦念」とし切れてないあたりが好き。

  • nbhd

    「チ。―地球の運動について―」を読んで、この本を再読した。ページをめくって、「天才を一人にしないこと」という文章を自分に取り戻した。この文章は「天才待望論」をめぐって、天才は一人では生きられないので、天才を「目利き」する共同体が必要であり、「天才になれなかった人たち」がその共同体の担い手になりうる、という内容だ。岸政彦さんの文章に「一人の手塚治虫は、数百数千の“手塚治虫になれなかった人たち”から生まれ育つ」という一節があって、この文章に通じていると思ったこともあって、心に残っていた。(続

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