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ルーヴルの猫 オールカラー豪華版 下

Taiyo Matsumoto

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784091792495
ISBN 10 : 4091792499
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2018
Japan

Customer Reviews

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Book Meter Reviews

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  • キジネコ

    終わらない夢とアリエッタは云う。誰よりも強く愛を捧げても絵は声をかけてくれない、何故私ではないのだと修復師は遠い目をして呟く。時間が止まった世界には死も生もない。永遠の中間地点を復元しつつルーヴルは厳かに時の流れの中に係留される不思議の舟。捨てられて辿り着いたルーヴルで黒猫ノコギリは「外の世界」を忌み。漸く手に入れた安息の場所、小さなコミュニテイを守るために異物を排除する殺し屋になる。美しいバンド・デ・シネ この形でしか この感傷は生み出せないのではないか…物語にも終わりはないけど、希望で結ばれています。

  • ベル@bell-zou

    永遠を手に入れるには死を選ぶしかないのだろうか。永遠という言葉の響きに幸せを思うけれども皆がそうとは限らない。ゆきのこはただ、アリエッタの呼ぶ声にひかれそこがどんなところか知りたかった。そして帰ってきた。永遠ではないけれど冒険と好奇に満ちたこの世界へ。ノコギリが守ったもの。ネコたちの屋根裏。それを脅かす存在ゆきのこもまた彷徨っていると知り。飼い犬になど壊されてたまるか。仰向いた目に映る星空にふふふと笑う切なさ。松本大洋の眼差しはこの作品でも行き場のない者たちへ向けられる。白と黒、ゆきのことノコギリ。↓

  • ga

    下巻は物語が動き出す様、その流れと着地点を息をつめて見守り疲れたけれど達成感。各猫たちの事情と選択はミュージカル「CAT'S」で猫たちが自分語りをするシーンを髣髴させる。フランスのエスプリ感やアンニュイな雰囲気がたまらなく良い。ゆきのこに母性本能を刺激されたり真摯な生き様に揺さぶられ、対極にある境目のファンタジーも本当に素敵。購入したいが上下で¥8000・・お手ごろなモノクロ版もあるけれど試し読みを見てみたら、彩色の美しい豪華版一択。これはあれだね、メリークリスマス☆プレゼント for ME!!しかないね

  • 下巻は“絵入り”のときの表現が出てくるのですが、コマの構成がみごとでした。読んでいて気持ちがふわふわとしてきて、心の奥が熱くなるような不思議な感覚になりました。はてしない物語の終わりごろを読んでいて同じような不思議な感覚になったのを思い出しました。非現実的なようだけど、最後に新しい小さなねこたちが生まれていて、そういう普通のいとなみにホッとしました。ああ、物語の終わりに読み手のわたしも現実に帰ってこれて新しいねこの命を嬉しいと思えたな。といういい読了感でした。

  • okia

    絵と色彩が美しい。 不思議で切ないお話

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