雑草社会がつくる日本らしい自然

根本正之

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784806714729
ISBN 10 : 4806714720
フォーマット
出版社
発行年月
2014年02月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
205p;19

内容詳細

雑草は、多様な種類が互いに関係しあいながら、社会を築いている。古来、日本人は雑草社会と深くかかわることで、「日本らしい自然」を築き、親しみ、利用してきた。雑草の生活様式、拡大戦略、再生のメカニズムや雑草社会の仕組みを解き明かし、河川堤防や街中で行われている、「日本らしい自然」再生プロジェクトを紹介する。

目次 : 第1章 日本人と雑草(「日本らしい自然」とは/ 和辻哲郎の風土論と日本的景観 ほか)/ 第2章 人とともに生きのびてきた雑草たち(雑草の進化の足どりをたどる/ 雑草社会は人間の土地利用や管理をどう受け止めたか ほか)/ 第3章 雑草社会の仕組みを探る(農耕地で生き残るために/ 非農耕地では再生力をつける ほか)/ 第4章 どこから来たのか招かれざる緑の客人(様変わりする帰化植物とその周辺/ 帰化植物の原産地と生態的特性 ほか)/ 第5章 雑草で再生する日本らしい自然―実践例(雑草の素性をよく知ってから利用する/ 雑草を抜いて雑草を植える―汐入方式のすすめ ほか)

【著者紹介】
根本正之 : 1946年、東京生まれ。東北大学大学院農学研究科修了。農学博士。専門は植物生態学。農林水産省農業環境技術研究所、東京農業大学地域環境科学部教授を経て、東京大学大学院農学生命科学研究科・附属生態調和農学機構特任研究員、東京農業大学客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Uzundk さん

    雑草との関わりについて。雑草と一口に言うけれど整った野原や畦道があると思えば、立ち入ることのできぬほどの藪もある。別に育てているわけではないが、どのような雑草がそこに育つかは人間の生活と密接に関わっていることを示す。ここから見えてきたのは放置するのではなく、幾らかの手間をかけることで草の生えた自然の景観は多少制御ができると言うこと。雑草の生活様式を知ることで、雑然とした藪ではなく古来から愛された日本らしい自然の風景を作ろうと活動しているのはすごい。小さな環境で自分でも試してみようと思う。

  • 井上岳一 さん

    在来植物にフォーカスした本。途中までは面白かったが、後半は息切れ。

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