とうとう出ましたかぁ…密かなお楽しみの１枚だっだのに〜 まぁ久々にシャバの空気に触れたワケなので 超強力にお勧めします！(イイね！…では物足りない 絶賛！です)そのナカミは凄まじいの一言… 凄まじいと言っても無意味に荒れ狂ってるのではない…このCDのケースを開けた瞬間 玉手箱からのケムリの如く 発売当時のあの熱気 あの時代の焦げ臭さが いつのまにか目の前を漂い始めている…１曲目からクライマックス！出だしはクールな知己が徐々に熱を帯び始めるのを合図に 板橋のピアノがやがて取り憑かれたように波を打って軌道を外れ そろそろ制御不能に成りかけた頃　森山の怒りのタイコがコレでもか！コレでもか！！とド派手な花火を打ち上げて完全に演奏を制圧するが 客も負けずに煽る煽る！…それにしても美味し過ぎるこのアルバムは まさにコース料理のように 全３曲通して聴くことに意味がある 聴き終えたあとは 多分クセになるに違いない…と言う　さらに欲を言えばこのアルバムの続編のような’hush‐a‐bye,も是非聴いていただきたいと願う…

ドラマーのリーダーアルバムの録音がドラムに重きを置いて何が悪い。しょうもない批判はしないように。それよりも、大胆かつ繊細、自由にして均整のとれたサウンドに思いをいたすべきである。全てのドラマー、いや、趣味であれなんであれ音楽を志す者は必聴のアルバムである

「センチメンタル」だのなんだの、つまらんゴタクはどうでもいい。「いいものはいい」。ただそれだけ。