こわい本 8|2 異形 角川ホラー文庫

楳図かずお

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784041089972
ISBN 10 : 4041089972
フォーマット
出版社
発行年月
2021年12月
日本
追加情報
:
347p;15

内容詳細

千年後には地球が海に覆われ、人類は魚の姿になり生き延びる―予言を裏付けるかのように、エラや鱗、水かきを持った姿に変貌していく青年の姿に戦慄する「半魚人」。死んだ愛児の脳を人造人間に移植された母が、怪物になった我が子と復讐を繰り広げる「ひびわれ人間」。動物実験を行う研究室を襲う怪異の正体を追う「ばけもの」ほか、「怪獣ギョー」「悪魔の手を持つ男」の全5篇。哀しい異形の者たちと、日常が一変する恐怖を描く1冊。

【著者紹介】
楳図かずお : 1936年、和歌山県高野町に生まれ、奈良県五條市で育つ。小学校4年生で漫画を描き始め、高校3年生の時、『別世界』『森の兄妹』をトモブック社から単行本で出版し、デビュー。『へび少女』『猫目小僧』などのヒット作により、“ホラー漫画の神様”と呼ばれる。『漂流教室』ほかで小学館漫画賞受賞。一方、『まことちゃん』でギャグの才能も発揮。作中のギャグ、“グワシ”は社会現象となった。数多くのヒット作を生み出す。その他、タレント、歌手、映画監督など多数の肩書きを持ち、様々なジャンルで活躍中。2018年、『わたしは真悟』で仏・アングレーム国際漫画祭「遺産賞」受賞。また同年度、文化庁長官表彰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 鱒子 さん

    表紙は「怪獣ギョー」名作です!恐怖の怪物ものなのですが、なんとも切なくて愛おしい。「半魚人」の作り方はショッキング過ぎる……。今回収録されたものは少年誌掲載のものが中心です。大槻ケンヂ氏の寄稿がじわじわと面白い。楳図さんと吉田戦車氏の対談は次巻へ続く。

  • keroppi さん

    今巻は、「異形2」。「少年マガジン」で掲載時に読んでショックを受けた「半魚人」「ひびわれ人間」が収録されている。何度読んでも「半魚人」の改造シーンは怖い。「ひびわれ人間」は、久々に読んだが、あの顔にビビった少年時代を思い出した。「異形」には「怪物」と違って心があるとの楳図さんの言葉通り、どの作品も心が生み出した異形であると言えるだろう。貸本時代の「はけもの」や「少年サンデー」に描かれた「怪獣ギョー」って、見た目がどことなくアマビエにも似ているような。コロナウィルスもビビらせて欲しい。

  • sin さん

    半魚人…現代はもっと終末に近づいていると感じる今日この頃だが、この作品が発表された当時に受けた終末ビジョンの寂寥感は忘れられない。ひびわれ人間…子供の脳を持つ人造人間の哀れと、それを使役してしまう母の哀れに救いも何もあったもんじゃない!ばけもの…異形を具現化するほどの恐れと怒り!自分たちを待つ運命を知らぬもののなかにあって自覚が導きだした奇跡か…そりゃうらむわ!怪獣ギョー…そのタイミングで呼ぶかっ!?悪魔の手…楳図作品に多々登場する人間の歪んだ変異、彼の手が届いたとき果たして理性は本能を抑え得ただろうか?

  • Vakira さん

    やっと「半漁人」に出会えました。楳図さん初の少年誌デビュー作。アマゾンの半漁人とは違います。ホラーと言うよりSF。元祖改造人間。プロットは笑い仮面に似てます。笑い仮面は太陽エネルギーの異常でしたが今回は温暖化によって海面上昇を予想。描かれたのは「半漁人」の方が先なので、この発想から蟻人間が生まれたのでしょう。未来人間は海中で生活しなければならない。よって水中でも生きられる様に半漁人へ。問題は思考だ。人間の理性は無くなりワイルドに怪物になる。でも少女も改造しなくっちゃ。種族が続かないからね。って勝手に妄想。

  • ぐうぐう さん

    異形は、恐怖としてはわかりやすい。人が人とは違う姿になるという、その外見から来る、それは怖さだ。「半魚人」は地球環境の変化により人間が魚の姿になるという設定だが、一番の怖さは半魚人となった男が人を半魚人に改造してしまう展開だろう。続く「ひびわれ人間」もそうだが、人の歪んだ心が人を異形にしてしまう辺り、外見の怖さを描いているようで、実は人の心の怖さを描いているのが、いかにも楳図かずおらしい。今巻最大のサプライズは、「ばけもの」が収録されていることだ。(つづく)

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楳図かずお

1936年、和歌山県高野町に生まれ、奈良県五條市で育つ。小学校4年生で漫画を描き始め、高校3年生の時、『別世界』『森の兄妹』をトモブック社から単行本で出版し、デビュー。『へび少女』『猫目小僧』などのヒット作により、“ホラー漫画の神様”と呼ばれる。『漂流教室』ほかで小学館漫画賞受賞。一方、『まことちゃ

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