基本情報
内容詳細
10代から60代まで、10歳ずつ年の違う男たちを主人公に、彼らの父母、祖父母までさかのぼるそれぞれの人生を、戦前から平成の終わりへと向かう日本の軌跡のなかに描きだす。敗戦、高度経済成長、オイルショック、昭和の終焉、バブル崩壊、二つの大震災。みな懸命に生きながらも親と子はつねに断絶を抱え、夫婦はしばしば離婚する。人生はつねに、思い描いたことの外にある―ごくふつうのリアルな日本人の心の100年を描いて、読者をさまざまな記憶でつよく揺さぶりながら、戦後日本の行き着いた先としての現代のありようを根底から問い返す、橋本治、畢生の長篇小説。作家デビュー40周年記念作品。
【著者紹介】
橋本治 : 1948年東京生まれ。東京大学文学部国文科卒。小説・戯曲・評論・エッセイ・古典の現代語訳・浄瑠璃などの古典芸能の新作ほか、多彩な執筆活動を行う。2002年『「三島由紀夫」とはなにものだったのか』で小林秀雄賞を、05年『蝶のゆくえ』で柴田錬三郎賞を、08年『双調 平家物語』で毎日出版文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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いつでも母さん さん
読了日:2018/05/04
starbro さん
読了日:2018/04/18
KAZOO さん
読了日:2018/09/14
fwhd8325 さん
読了日:2018/08/05
クリママ さん
読了日:2021/02/10
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人物・団体紹介
橋本治
1948年東京生まれ。東京大学文学部国文科卒。77年『桃尻娘』で講談社小説現代新人賞佳作。以後、小説・評論・古典の現代語訳・戯曲・エッセイ等、あらゆるジャンルで精力的な執筆活動を行う。96年『宗教なんかこわくない!』で新潮学芸賞、2002年『「三島由紀夫」とはなにものだったのか』で小林秀雄賞、05年
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