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感染症対人類の世界史 ポプラ新書

Akira Ikegami

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784591167168
ISBN 10 : 459116716X
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2020
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

人類は感染症とどう向き合い、克服してきたか―。幾度となく繰り返されてきた感染症と人類の戦い。天然痘、ペスト、スペイン風邪…そして、新型コロナウイルス。シルクロードの時代から人と物の行き来がさかんになり、感染症も広がっていった。現代と変わらないような民族対立やデマの蔓延の一方で、人類史に残る発見もあった。感染症の流行が人類に問うてきたことから冷静に向きあう術を学ぶことができる。

目次 : 第1章 シルクロードが運んだ病原菌/ 第2章 世界史をつくった感染症―天然痘/ 第3章 世界を震え上がらせた感染症―ペスト/ 第4章 感染症が世界を変えた―日本編/ 第5章 世界大戦の終結を早めた「スペイン風邪」/ 第6章 人類の反撃始まる/ 第7章 今も続く感染症との戦い

【著者紹介】
池上彰 : 1950年、長野県生まれ。慶応義塾大学卒業後、NHKに記者として入局。事件、事故、災害、消費者問題、教育問題等を取材。2005年に独立。2012年から16年まで東京工業大学教授。現在は名城大学教授

増田ユリヤ : 神奈川県生まれ。國學院大學卒業。27年にわたり、高校で世界史・日本史・現代社会を教えながら、NHKラジオ・テレビのレポーターを務めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • kinkin

    近年ようやく落ち着いた気配のコロナウィルスの話から始まり過去の天然痘、ペスト、マラリア他様々な感染症と歴史の関係を対談として書かれている。目に見えない脅威は時として歴史を塗り替える。中国が発生元との説が有力だが今現在、イスラエルとガザの対立、ロシアとウクライナの戦争がコロナの最中のパンデミックであればどうなっていたのだろう。コロナのような新たな感染症は必ず発生し世界を混乱に落とし得ると思った。図書館本

  • あすなろ

    奈良の大仏は、そういえば天然痘で乱れた世を鎮静化するために聖武天皇が建立したのだった。そうした感染症と歴史をサラッと勉強させてくれる本。振り返れば感染症を歴史上、多く出す中国。遣唐使・遣隋使が天然痘を運んだ。ニュートンの引力の発見もペスト流行下、自宅の庭で発見された。クリムトはスペイン風邪で亡くなった等。歴史は、戦争・革命・崩壊・疫病で変わる。そうしたことを俯瞰させてくれる一冊。ただ、それらはほぼ世界史や日本史の教科書に書かれていない。これは驚きなのである。

  • ミライ

    池上さんの解説で、感染症についての本を読みたかったこともあり購入。本書は池上彰さんと増田ユリヤさんによる対談形式で、過去の感染症の歴史やコロナについて語った一冊。イタリアとイランにコロナ感染者が多いのは、中国の「一帯一路」の影響が大きく、過去もシルクロードを介して感染症が広まったという歴史があるそうだ。そのほか天然痘やスペイン風邪、ペストに関する解説はもちろん、日本における感染症の歴史も語られている。感染症の歴史は現代との共通点も多く、コロナ時代を生きるためのヒントがたくさんつまっていて勉強になった。

  • mintia

    歴史は繰り返しので、歴史を学ぶ必要性を痛感した。感染症を通して歴史を勉強できた。現在の新型コロナウイルスに生きる自分にとって、目から鱗が落ちた。

  • KJ

    人間も自然の一部である以上全部を支配可能と考えるのは驕りだ。故に無力な部分を自覚し謙虚である事が必要になる。技術が如何に進歩しても人間の振る舞いは変化しない。遥か昔に記された物語に対して生々しい共感を抱くのも其の証拠と言える。不確かな情報に惑わされデマを拡散し他者に責任を押し付け攻撃する。戦うべきは感染症という共通の敵であり人間同士が争う事で不要な悲劇を招いてはならない。冷戦下で米ソが協力して天然痘を根絶した事は心強い実例だ。恐怖から完全に逃れる事は不可能でも少し落ち着けるのなら歴史を知る事に意味はある。

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