論文の書き方 講談社学術文庫

沢田昭夫

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784061581531
ISBN 10 : 4061581538
フォーマット
出版社
発行年月
1977年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
15cm,259p

内容詳細

論文が書けず、また研究のしかたも知らないという人が多い。本書はそうした人々に、そもそも論文を書くということは、物事を合理的に考えて、それを説得力ある言葉で表現することだ、という観点から、その方法を具体的な例を示しながら、わかりやすく説明している。本書によって読者は、どうすれば論文が書けるのかを学ぶとともに、論理的な物の考え方をも身につけることができよう。研究者や学生は勿論、一般の人々も必読の名著。

目次
第一章 問題の場からトピックへ
第二章 資料探し
第三章 研究の準備
第四章 資料研究・読みと整理
第五章 資料研究・確実なデータ作り
第六章 書く
第七章 書く
第八章 下書きから清書へ
第九章 小論文の書き方
第十章 読む
第十一章 話す
第十二章 話す・聞く
第十三章 レトリックについて

ユーザーレビュー

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日本では論文を書くのが仕事であるはずの大...

投稿日:2011/07/02 (土)

日本では論文を書くのが仕事であるはずの大学教授でさえまともな論文が書けないという現実があるが、外国の大学で学び、研究してきた著者だからこそ書ける論文の書き方の決定的名著である。どちらかといえば、大学院生以上の、本格的に論文と呼べるものを書かなければならない人が読むべき著で、大学生以下には難しすぎるかもしれない。難を言えば、インターネットのない30年以上も前の著作なので、図書館のみを利用した資料の探し方・集め方のところの古さは如何ともしがたいし、著者がアメリカで研究してきたせいか、多様される英語の術語もわかりにくい(著者にとっては当たり前のことではあるが、日本では本来同じものであるべきレポートと小論文を区別するなど用語の整理・統一もされていない)。これらの難点を差し引いても、学術論文作成のための第一級の参考書であることには変わりない。

古楽器奏者 さん | 東京都 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ビイーン さん

    佐藤優氏のおススメ本。紙のカードを使用した情報管理法を紹介しているが、それはもう古いかな。論理的思考法は懇切丁寧に書いてあり大いに参考となる。

  • ジョニジョニ さん

    これを読めば、論文が書ける!…なんてことはなく、研究したいことがあり、それを論理的に説明したい、というやる気がある人なら、有益な本だとおもいます。そもそも本当に面白いことってなんだろう?と読みあさっているだけの僕には、本腰を入れて探求したい事柄がなんなのか、いまだにわからない。いつかなにかしらについての論文を書いてみたいという憧れはあるので、そのときがきたら、また読み返してみたいです。

  • おせきはん さん

    論文の書き方だけでなく、話し方や聞き方、読み方、レトリックについても理路整然と書かれています。本書を貫く論理的な思考体系が特に参考になりました。

  • katoyann さん

    学生は読んでおいた方が良い。初学者向けとはいえ、割と本格的な論文作成の手本なので、難しく感じる人もいるかもしれない。一年生だとハードル高いかな。 書き方だけでなく、文献の読み方と探し方を丁寧に説明しているので、よく出来ていると言える。

  • 柳田 さん

    「論文の書き方」本は大量に出ており、どれも書く人の分野やスタイルによって全く内容が違う。本書はマニュアル的な側面に徹する、とあるが、まじめな歴史学の(大家の)先生らしい内容だと思う。たとえばフランス哲学の論文はこれを読んでも書けないだろうし。概念が混乱するから「封建制」とか「資本主義」みたいな言葉は使わないほうがいいんだとか、読んでいて安心したし、私はとてもいい本だと思った。が、カードの取り方とか詳細に説明して下さっているのだが、さすがに古くて、PCとかネット時代のこういう本がほしいが、あるのだろうか。

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