君に友だちはいらない

瀧本哲史

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062176200
ISBN 10 : 4062176203
フォーマット
出版社
発行年月
2013年11月
日本
追加情報
:
328p;19

内容詳細

現在の日本は、かつてなく「仲間づくり」(チームアプローチ)が重要な時代となっている。
その理由のひとつには、「グローバル資本主義の進展」がある。
グローバル資本主義とは、世界全体がひとつの市場になって「消費者」と「投資家」のおカネを引きつけるために、あらゆる「企業」が国境を越えて競争している状態のことを指す。
世界中の消費者は、自分の必要としている品質の製品を、世界中から探して「もっとも安く」手に入れることができる。投資家は、全世界の会社のなかからもっとも効率よく儲けさせてくれる会社やプロジェクトに資金を提供し、そうでない会社・プロジェクトからは、一瞬にして、資金を引き上げる。この世界レベルでの消費者と投資家のお金の動かし方は、国家、企業から個人の人生にまで避けがたい影響を与えている。─「はじめに」より


「人間のコモディティ化」「ブラック企業」… 時代を読み解くキーワードを生んだ前著『僕は君たちに武器を配りたい』(2012年ビジネス書大賞受賞)から2年…
ジュンク堂池袋本店で漫画『ワンピース』を抑えて年間1位、東大生協でいちばん売れる気鋭の学者でエンジェル投資家の瀧本氏の書き下ろし新刊。グローバル資本主義が本格的に上陸し、戦後、奇跡の復興を遂げた日本やその躍進を支えた会社などの組織が解体され、新たな仕組みが再構築される「夜明け前」の今を生きるための「チームアプローチ」論。ほんとうの友だちとは? 真の仲間とはなにか?





【著者紹介】
瀧本哲史 : 京都大学産官学連携本部イノベーション・マネジメント・サイエンス研究部門客員准教授。エンジェル投資家。東京大学法学部卒業。東京大学大学院法学政治学研究科助手を経て、マッキンゼー&カンパニーで、おもにエレクトロニクス業界のコンサルティングに従事。内外の半導体、通信、エレクトロニクスメーカーの新規事業立ち上げ、投資プログラムの策定を行う。独立後は、「日本交通」の再建に携わり、エンジェル投資家として活動しながら、京都大学で教育、研究、産官学連携活動を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 鉄之助 さん

    表紙とタイトルに惹かれて読んだが、中身も超魅力的。惜しくも若くして亡くなった瀧本さんの、熱情がビンビン伝わってくる。冒頭に書かれてある黒沢監督の『七人の侍』脚本づくりの秘訣から、本当の”共同作業”の意味、が深く伝わってきた。夢を語りあうだけだったり、SNSでいいね!するだけの「友だち」は、いらない。互いに試練を乗り越え一つの目的に突き進む「仲間」が、いま本当に必要なんだと。強く思った。

  • mitei さん

    七人の侍のような、目的意識のあるコミュニティに入ったり作ったりして次に備えることの大切さを知った。普通の友人や昔からの友人だけでは出来ない関係だなと思った。そんなコミュニティを作ってみたい。

  • ehirano1 さん

    「ゴリゴリの成功を望むのか、幸せを望むのか」で本書の受け取り方が異なると思います。本書は前者向けに書かれており、ゴリゴリの成功には友達ではなく仲間が必要とのことがロジカルに書かれています。一方で、後者の場合には「やっぱり友達は必要」ということが改めて再認識できると思います。ということで、なんだか計算し尽くされて作成された高度な作品という印象でした。

  • Miyoshi Hirotaka さん

    イヌ、サル、キジが桃太郎に従ったのは、きび団子をくれたからではなく、鬼退治というストーリーに共感し、そこに役割を見つけたから。高い成果は一人の力で達成されたと考えてしまうのは後世の人の幻想。実際には、少人数、補完的なスキル、共通の目的達成への意志、問題解決方法の共有、メンバーの相互責任という機能をもったチームにより達成されている。友だちは量より質。ネット上でどれだけ友達を増やそうが、チームとして機能しなければ役に立たない。多様な人が多様なチームに属することがダイナミズムを生み、リスクに強い社会を作る。

  • マエダ さん

    ”卓越したチームでは、「凡庸な人」が居心地の悪さを感じるぐらいの厳しさが必要だ。”七人の侍は見てみたい。

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