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決定版 女人源氏物語 一 集英社文庫

Jakucho Setouchi

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784087445756
ISBN 10 : 4087445755
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2023
Japan

Content Description

千年の時を越えて読みつがれる華麗なる王朝絵巻「源氏物語」を、女性たちの声で描き直す「瀬戸内源氏」。本巻では比類なき美貌と知性を持つ宮廷一の貴公子・光源氏の誕生から、成長して出世していくさまを描く。亡き母の面影を慕い、年上の女性たちに魅かれる源氏は、ついに父帝の女御と一線を超えてしまい―。「源氏ブーム」の火付け役・瀬戸内寂聴があなたを鮮烈な世界に誘う。全五巻刊行開始!

【著者紹介】
瀬戸内寂聴 : 1922年徳島県生まれ。東京女子大学卒業。63年『夏の終り』で第2回女流文学賞受賞。73年得度、筆名を晴美から法名の寂聴に変更。92年『花に問え』で第28回谷崎潤一郎賞、96年『白道』で第46回芸術選奨文部大臣賞。98年『源氏物語』(全10巻)の現代語訳の完訳。2001年『場所』で第54回野間文芸賞受賞。06年度文化勲章受章。11年『風景』で第39回泉鏡花文学賞、17年朝日賞を受賞。著書多数。21年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ときわ

    すっごく前にこの決定版じゃない本は読んだと思う。源氏物語の翻訳はいろいろな方のを読んでいて、ストーリーや登場人物は把握している。作者紫式部が書いてない内面に踏み込んで瀬戸内さんなりの解釈が書かれているのが面白い。そして今回改めて読んで良かったと思ったのが、再録された氷室冴子の解説と井上荒野さんの新たな解説が付いていたこと。氷室冴子さん、懐かしいなあ。私もそう思う!同感同感!井上荒野さんの本は読んだことが無いけどお名前は知ってた。でもお父様のことは今回初めて知った。へ〜そうだったんだ。

  • 翠雨

    源氏物語を読んだことはない。本編知らないのに外伝を読んでいるようなものだから、車争いのエピソードとかも知らないのだけど、想起しやすい構成だった。もちろん、原作知ってる状態で読んだほうが面白いとは思う。 とにかく光源氏が罪な男すぎて、どれほどの女が泣かされているかというのが切々と描かれている。あんな男、どこがいいのよって反発する女が一人くらいいても良さそうなのに、みんな彼に未練があって、逆にそれが光源氏の超人さを物語っている。大河ドラマを機に読んだので、作者に焦点をあてた作品も楽しみ。

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