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翻訳問答

Yoshio Kataoka

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784865281002
ISBN 10 : 4865281002
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2014
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

『赤毛のアン』をはじめとする名作を競訳!勝つのは作家か翻訳家か?

目次 : その1 ジェイン・オースティン―Pride and Prejudice/思い上がって決めつけて/結婚狂想曲/ その2 レイモンド・チャンドラー―The Long Goodbye/逢えないままに/さよならは一度だけ/ その3 J.D.サリンジャー―A Perfect Day For Bananafish/まるでバナナフィッシュの一日/バナナフィッシュ日和/ その4 L.M.モンゴメリー―Anne of the Green Gables/少女がここに生きる/夢みるアン/ その5 トルーマン・カポーティ―In Cold Blood/冷血にも/ その6 エミリー・ブロンテ―Wuthering Heights/嵐が丘/嵐が丘/ その7 エドガー・アラン・ポー―The Fall of the House of Usher/アッシャー家が崩れ落ちる/アッシャー館の倒壊

【著者紹介】
片岡義男 : 東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳をはじめる。「スローなブギにしてくれ」で野性時代新人賞受賞

鴻巣友季子 : 東京生まれ。英語文学翻訳家。お茶の水女子大学修士課程在学中より翻訳・文筆活動を開始(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ユメ

    文学作品の翻訳に携わる二人に『赤毛のアン』や『嵐が丘』といった名作の冒頭が示され、各々が翻訳した文章を持ち寄り対談する。話が弾むこともあれば矜恃のぶつかり合いもあり、何度「面白い」と嘆息したことか。翻訳も「創作」と呼べるのかもしれない、と思った。原文という事実は揺るがないが、どの角度から翻訳という光を当てるかで見え方が変わる。きちんと習得された言語は自由に使える貨幣のようなもの、というのは英語学習の話題で出された例えだが、母国語も思うように使いこなせない私には良い刺激だった。言葉を選ぶのは苦しいが楽しい。

  • Y

    翻訳文学好きなら絶対に興味深く読める1冊。原文を細部まで正しく訳していても英文和訳のような翻訳なら、原文が完全に訳されることはないので完全さよりもその小説の雰囲気を的確につかんだ翻訳の方が翻訳として正しいという話にはふむふむと唸った。言葉を取り扱うことにまつわる細かな苦労に本当に気が遠くなった。翻訳家に対する尊敬の念が強まるどころか頭が上がらなくなるような対談だった。お題になってる作品も有名どころばかりで、読み手の目線ではスルーしてしまうところにも翻訳家の並々ならぬ苦労が垣間見えた。いやあすごい。

  • mizuki

    片岡義男さんと鴻巣友季子さんが同じ作品を翻訳し、さらに比べることで、翻訳について語られた内容になっています。英語にうまく一致する日本語が見つからない時のもどかしさが大変よく伝わってきて、面白かったです。個人的に、女性作家の翻訳は情景や心理描写が丁寧なので、女性翻訳者の方が合っていると思いました。男性作家も力強さや行動力のある感じが、男性が翻訳した方が合っているとも思いました。これから翻訳ものを選ぶときに参考にしたいと思います♩そしてお気に入りの翻訳者さんとのこれからの出会いに期待♡

  • Koning

    翻訳のあれこれということで、二人が短い文章を訳してそれを比較しつつ、既訳書との比較もしつつ対談という形式。いろいろとメカラウロコな事も多いのだけれど、片岡流も現代エンタテイメント小説ならばありだろうけれど、読みやすければいいってもんじゃないからなぁ(亀山某のアレみたいに読みやすいけど意味が変わっちゃってるよ!とか、原著がグダグダなのがそうじゃなくなるとそれはそれで問題だし)。でもまぁエンタテイメントならこういうのもアリだよね。とか言いつつ結構うむうむ納得しつつ読んだんだよね(笑

  • すみの

    翻訳家はある意味小説家。他言語をあまりよく知らないが、日本語ほど類義語が多い言語ってあるのかしら?日本語へ翻訳するときに言葉の選び方、使い方、置き方でこうもカンジがかわるとは・・・。さすがのおふたり!

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