レインメーカー 幻冬舎文庫

真山仁

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784344433243
ISBN 10 : 4344433246
フォーマット
出版社
発行年月
2023年10月
日本
追加情報
:
344p;15

内容詳細

高熱で病院に運ばれた二歳九カ月の男児が懸命の救急治療も及ばず亡くなった。悲嘆に暮れる両親は医療過誤だと病院を提訴。そこで病院から弁護の依頼を受けたのが、この手の裁判に勝ち続けてきた雨守誠だった。救えなかったら医師が悪いのか。法律は悲しみを癒す道具じゃない―信念に基づいて、雨守は医療現場の矛盾や不条理に切り込んでいく。

【著者紹介】
真山仁 : 1962年、大阪府生まれ。同志社大学法学部卒。新聞記者、フリーライターを経て、2004年、企業買収を巡る熱き人間ドラマ『ハゲタカ』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • KAZOO さん

    これは真山さんの作品の中でも若干異なる気がしました。医療過誤をめぐる法廷闘争的な意味合いが強いと感じられるのですが、いつもよりも登場人物たちの関係が楽しめました。主人公の法律事務所の人物、す主人公の元の法律事務所の人物、新聞記者、医療法人、医療過誤に会った家族たちの状況がかなり語られています。表題の題名がポイントともなっているのでしょう。

  • タルシル📖ヨムノスキー さん

    昔に比べて医療訴訟が増えたのは、患者家族の意識が高くなったからというより、弁護士の数が増えすぎたのが原因の一つと言えるかもしれない。だから訴訟を恐れて医師を志す人も減るし、たとえ医者になったとしても命と直接向き合うことが少ない診療科に集中してしまったりするとか。高熱を出して夜間救急を受診した幼児が亡くなり、両親が医療訴訟を起こすという物語。もちろん一番の読みどころは法廷でのやり取りですが、物語のキーパーソンの一人、日向律子弁護士には腹立たしさを覚えます。テーマは「病院経営に、経済的合理性はなじむのか?」。

  • Y.yamabuki さん

    医療ミスで訴えられた病院側の視点で描かれた作品。当初から悪意がはっきりしていため、想像していた様なハラハラ、ドキドキの法廷劇ではなかったが、遺族が訴訟を起こす心情と過程がわかり興味深かった。

  • こばゆみ さん

    面白かった!深夜に高熱を出し息を引き取った2歳児への医療行為は適切であったかを巡る裁判のお話。読者は病院側を応援したくなる描写が多く、その通りの結末へ向かっていくので妙な爽快感があった。そして患者が症状を訴えることのできない小児医療の難しさを感じた。

  • さこちゃん さん

    遺族の皆様からは、なぜか亡くなった子供の存在感が感じられなかった。余談ですが…子供の治療に母子手帳がそれほど重要だとは、私も認識がなかった。子育て当時、どこに置いてあるかも知らなかったなぁ。

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真山仁

1962年、大阪府生まれ。同志社大学法学部政治学科卒。新聞記者、フリーライターを経て、2004年、企業買収の壮絶な裏側を描いた『ハゲタカ』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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