モテない男3人組が男性向けエステに通って中身も外見もモテ男を目指す、軽快な話。石田衣良によくあるエロではなく、テンポのいい話でした。

性を売る世界にのめり込む大学生。性の話が盛りだくさん。共感しきれないのは私がその世界にいないからか。でも美しい文章だとは思う。

性にまつわる短編集。石田衣良といえばエロ。みたいなところあります。セックスレス、不倫など実際にもあるんだろうなという話を繊細な心情とともに描いています。

子供が父親のことを「チッチ」と呼ぶのが可愛くて、自分の子供にも一時期呼ばせようとしました。 同性同士の親子の掛け合いが可愛かったです。

出会い系サイトで知り合った男女のラブストーリー。 全体的な軽さは目立ちますが、個人的にはとても好きで読むと必ず号泣してしまいます。 読んでいる時も読んだ後も、2人がずっと幸せに暮らしてくれたらいいのに、と願わずにはいられませんでした。

4人の14歳の男の子が主役の作品です。 とてもみずみずしく、軽快な切り口で青春の眩しさが描かれています。 もちろん美しい部分だけではなく、痛み、苦悩など辛くなるような重さを含んだ展開も描かれていますが、それでも最後まで読みやすい作品です。

とにかく展開もスピード感も読みやすい作品です。 様々な事件がどんどんと展開していき、休む暇もないくらい一気に読めてしまうスピード感が心地良いです。 登場するキャラクターもとても個性的で、読んでいて愛おしくなります。

若い教師が主人公の作品です。 生徒の視点に立ち、寄り添おうと努力する姿は応援したくなります。 読んでいて教育についても、子どもたちについても考えさせられました。とくに最後が印象的で、自分が子どもの頃にこんな先生がいたらいいなと思いました。

少年犯罪を少年からの目線で描かれた作品です。 犯罪は加害者と被害者がいて、それぞれの主観があるのは当たり前ですが、加害者にも様々な感情があるのだと考えさせられます。

「月島」が舞台の作品。今の月島のちょっといびつな景色が14歳の目からうまく描かれていて、秀逸だと思いました。オリンピックなどが開催され、10年後、20年後、さらに変化している月島と向き合いながらもう一度読み返したい一冊。