磯部涼 / 九龍ジョー

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遊びつかれた朝に──10年代インディ・ミュージックをめぐる対話

磯部涼 / 九龍ジョー

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784907276119
ISBN 10 : 4907276117
フォーマット
出版社
発行年月
2014年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
251p;19

内容詳細

語られていないことが多すぎる!
磯部涼×九龍ジョー、人気ライターふたりが2000 年代を振り返る。

磯部涼と九龍ジョー。音楽やそれを取り巻く風俗を現場の皮膚感覚から言葉にし、時代を動かすアンダーグラウンド・カルチャーをつぶさに眺めてきた人気ライター2人が、いまあらためて2000 年代を振り返る。この間の音楽/サブカル・シーンに大きなインパクトと多くのフォロワーを生み、今年2月に9年ぶりにして現メンバーでは最後となる新譜を発表する銀杏ボーイズの話題を皮切りにトピックはいつしか現在を現在たらしめる過剰な情報環境、ひきこもり、格差や貧困問題が表現に与えた綾、311や原発問題や風営法などをめぐって垣間見えた政治とアーティストたちとの関わり、東京と地方の役割といった、広範囲に及ぶ社会批評へと展開。

一方で、ヒップホップや新世代フォークなどへとフォーカスしつつ考える音楽と言葉の関係、ヤンキー文化とヒップホップ、音楽におけるコミュニティのあり方、演劇を通じて考える身体のポテンシャル、関西のD.I.Y. シーン、AVや女装などなど、尽きせずつづくカルチャー観察も読みやめられない!

銀杏ボーイズの特集記事を編集することで出会ったふたりが銀杏ボーイズ現体制最後のアルバムを通して10年を潜りかえすメモリアルな対談本。語られていないことが、まだまだあるのです。

■このアーティスト達にピンと来たら!
銀杏ボーイズ、どついたるねん、向井秀徳、曽我部恵一、
坂本慎太郎、豊田道倫、前野健太、七尾旅人、相対性理論、田我流、SEEDA、嫁入りランド、cero、神聖かまってちゃん、tofubeats、ポツドール、チェルフィッチュ、坂口恭平、素人の乱、chim↑pom、etc…

著者について

■磯部涼
1978年生まれ。音楽ライター。著作に『ヒーローはいつだって君をがっかりさせる』(太田出版)、『音楽が終わって、人生が始まる』(アスペクト)、編著作にクラブと風営法の問題をテーマにした『踊ってはいけない国、日本風営法問題と過剰規制される社会』『踊ってはいけない国で、踊り続けるために風営法問題と社会の変え方』(河出書房新社)等がある。

■九龍ジョー
編集者・ライター。『KAMINOGE』、『Quick Japan』、『CDジャーナル』、『音楽と人』、『シアターガイド』、『宝島』等で連載中。
『キネマ旬報』にて星取り評担当。『ゼロから始める都市型狩猟採集生活』(坂口恭平・著/太田出版)、『MY BEST FRIENDS どついたるねん写真集』(いくしゅん他・撮影/SPACE SHOWER BOOKS)など編集を手がけた単行本や雑誌も数多い。

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • nizimasu さん

    この手のサブカルの対談集が出る事自体、なかなか頑張っている感があるのですが、銀杏ボーイズを縦軸に編集者のフィジカルなヤンキー化みたいなモノが横軸にある感じなのがゼロ年代の特徴なのかな。かつてのサブカルは世代論的に社会問題とは一線を画しているんだけど、風営法や貧困、嫌韓の流れなんかも無縁でいられないのは致し方ないところ。しかし、知らないテーマでも固有名詞からの世界の広がりを問う手法だけが、サブカル世代の残り香を感じる程度で随分大きく変わったなあという印象でした

  • qoop さん

    震災を機に紋切り型の権力批判に駆られた一部ミュージシャン達。稚拙な政治意識と出来合いの抵抗様式の無批判な需要だと攻め、過去の劣化コピーだと断ずるのは容易いが、そこに同時代性を見出すことは出来ないし、もはや発展性のない批判をする時期でもないだろう。その点で、00〜10年代インディミュージックを視座の中心に据えるのは有意義なのかもしれない、と感じさせられた。音楽の持つ同時代性には無自覚なまま聴いている自分にとって、その辺は苦手というか抜けてる点だよな、とも。

  • s_n さん

    音楽とか政治とかいろいろなことに詳しい人たちの話。日本のインディ・ミュージックっていまかなりアツいんだろうな。ちょっとずつ触れていくか。

  • go さん

    当たり前だけどまだまだ聴いてない音楽があるな、と

  • caniTSUYO さん

    インディーミュージックから00〜10年代のサブカル、政治、ライフスタイルの変遷と空気感をパックした一冊。 前半は銀杏ボーイズ、後半はceroと10年代を象徴するバンドから論を展開していくのだが、この2バンドにピンと来てなかった自分が腰を据えて聴くモチベーションになった点は非常に良かった。 若者達は大人がつくった地図の上で勝手に意味をつけていくことで遊ぶという指摘はHIPHOPのウータン一派が何もないストリートを妄想でブルース・リー映画の世界に塗り替えるみたいで若者のイズムの越境性を感じられ微笑ましい。

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