エロマンガ表現史

稀見理都

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784778315924
ISBN 10 : 4778315928
フォーマット
出版社
発行年月
2017年11月
日本
追加情報
:
392p;19

内容詳細

乳首残像、触手、断面図、アヘ顔、etc…
エロマンガ特有のあの表現はいつ発明され・誕生し、なぜ進化し、どうやって「共通言語」になったのか…?
秘められた歴史が今、明かされる。

現在入手困難な伝説の同人誌「乳首残像」(『エロマンガノゲンバ』増刊)記事も再録!


【書誌内容】

第1章 「おっぱい表現」の変遷史
作家インタビュー:石恵

第2章 「乳首残像」の誕生と拡散
作家インタビュー:奥浩哉 うたたねひろゆき

第3章 「触手」の発明
作家インタビュー:前田俊夫

第4章 「断面図」の進化史
作家インタビュー:ジョン・K・ぺー太

第5章 「アヘ顔」の系譜

第6章 「くぱぁ、らめぇ」の音響史

第7章 性器修正の苦闘史

第8章 海外から見た日本エロマンガ表現

作家インタビュー:新堂エル

特別付録:エロマンガ女子座談会

【著者紹介】
稀見理都 : 美少女コミック研究家、インタビュアー、ライター。日本マンガ学会所属。企画「エロまんがとSF」にて第24回暗黒星雲賞受賞。サークル「フラクタル次元」主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • きいち さん

    いやこれはすごい!ある表現が成立する様子を現場まで追いかける本なんて貴重。◇新しい表現方法が創造されたとしても、それはあくまでその作者のその時の工夫。それが一つの表現手法として成立するには、読者の役割が大きい。同じ表現を使う人が現れ、読者がそれを受け入れて享受し、それを他の作者が使う…そうしてようやく、その表現は一つの手法として成立するからだ。小説でも映画でも音楽でも同じことは起こっているけど、その過程がこんなにはっきりしてるのは、「実用」が求められるこのジャンルならではだな。◇規制が果たす役割も大きい。

  • うさみP さん

    半ば性癖ばれるじゃん(笑)在るけど無い、マンガ宇宙の暗黒物質と揶揄されながら、確固たる「エロマンガ」が存在する。多方向への影響力は計り知れないが、誰も見向きもしない。まさしく影の功労者。年齢規制により物語主義のアクセントからよりコア向けのヌキに特化した流れ、デジタル・ネットの台頭、ざまざま攻勢に抗い切磋琢磨し、新たな表現方法が共通の記号となり性癖を開拓していく。乳首残像拳で天下一武道会が開けるのではないのか。残像はヌケない派。地続きの存在でありながら、様々な障害によって体系化されていないのは文化的大損失。

  • kenitirokikuti さん

    やっと購入。わたしは著者と年齢の近い(エロ)マンガオタクなので、引用されてるエロマンガの半分くらいは持っていた。80年代後半から00年代前半までは、印刷物のエロマンガに一部マンガ表現の先端があったのだ。でも、その先端は90年代後半からCGに移行しつつあったことも分かる。インタビューで石恵氏が乳房へのハイライトは神宮寺りおの影響だと語っていた。やはり、紙原稿でのフルカラーはランニングコストがかかり過ぎるのだなぁ(フォトショ塗りの時代からコミスタの時代へ、という変化もあるのだろうけど)。

  • niz001 さん

    マンガにおける表現、エロマンガで多用される表現についての『大作』と言ってよいと思う。創始者(初出らしきもの)とそれを広めた立役者はきっちり分けてるのが好印象。

  • てら さん

    栄誉ある有害図書に指定された「研究本」。引用されている図版がわいせつだというのだろうか。しかし図版も貼らずに研究とな? 真面目に言うと、こんな(いろいろな意味で)困難をきわめるジャンルでアカデミックに掘り下げてみようという著者の意欲に敬意を表したい。たしかに食い足りない部分はあるけれど、限られた紙幅で「漫画表現」をテキストで語るのはとても難しいので、このスタイルはベターだと思う。どの切り口も良かったが、一番感心したのは「海外でのエロマンガの受容」。これこそ困難なテーマだと思うが、さらなる研究を期待します。

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