Books

日本の歴史 08

Yoshihiko Amino

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784062919081
ISBN 10 : 4062919087
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2009
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Product Description

神話、朝廷儀礼、神祇祭祀……多様な角度から探る
古代天皇制の特質と変容

古来、千数百年にもわたり連綿と続く天皇制。しかし、それは創成期と同じかたちで存続されてきたわけではない。そもそも、古代、天皇の権力を育み、その権威を支えたものとは何か。天皇以前=大王の時代から貴族社会の成立、院政期までを視野に入れつつ、7人の研究者が、朝廷儀礼、神祇祭祀、神話等多様な角度から古代天皇制の本質と変容に迫る。

【目次】
第1章 「日本」の成立と天皇の役割 大津透
第2章 君臣秩序と儀礼 大隅清陽
第3章 民衆世界の天皇 関和彦
第4章 夷狄・諸蕃と天皇 熊田亮介
第5章 天皇祭祀の変容 丸山裕美子
第6章 中世王権の創出と院政 上島享
第7章 古代東アジア世界と天皇神話 米谷匡史

Content Description

古来、千数百年にもわたり連綿と続く天皇制。しかし、それは創成期と同じかたちで存続されてきたわけではない。そもそも、古代、天皇の権力を育み、その権威を支えたものとは何か。天皇以前=大王の時代から貴族社会の成立、院政期までを視野に入れつつ、七人の研究者が、朝廷儀礼、神祇祭祀、神話等多様な角度から古代天皇制の本質と変容に迫る。

目次 : 第1章 「日本」の成立と天皇の役割/ 第2章 君臣秩序と儀礼/ 第3章 民衆世界の天皇/ 第4章 夷狄・諸蕃と天皇/ 第5章 天皇祭祀の変容/ 第6章 中世王権の創出と院政/ 第7章 古代東アジア世界と天皇神話

【著者紹介】
大津透 : 1960年生まれ。東京大学卒業。現在、東京大学大学院准教授

大隅清陽 : 1962年生まれ。東京大学卒業。現在、山梨大学教育人間科学部准教授

関和彦 : 1946年生まれ。早稲田大学卒業。現在、共立第二中学高等学校校長

熊田亮介 : 1947年生まれ。東北大学卒業。現在、秋田大学教育文化学部教授

丸山裕美子 : 1961年生まれ。お茶の水女子大学卒業。現在、愛知県立大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • KAZOO

    この巻は、特集巻ということなのでしょう。古代から中世までの天皇の体制に関する論考を7人の専門家が様々な観点から論じられています。祭祀や郵政東アジアとの関連など今まであまり読んだことのないものがありました。

  • coolflat

    古代天皇制と中世天皇制の違いは何か。古代天皇制がどのように中世天皇制へと変化をしていくのかを追っている。律令制度が解体するにつれ、それまで政治的権威であった天皇(官僚機構の頂点に立つ天皇)が、摂関政治→院政へと移行していくに従い、天皇の政治的実権が縮小し、徐々に宗教的権威に変化していく過程がわかる。237頁。律令制下では、公民が庸調を中央へ運んだが、十世紀より、受領が中央への租税輸送を担うこととなり、大規模で多様な輸送手段が利用可能となった。

  • かんがく

    大王から天皇への変化の時代を、神、東アジアの国際情勢、官僚組織、蝦夷などとの関係からそれぞれの専門家が明らかにしていく。第6章の道長〜院政を、天皇とは異なる仏教と深く関わった中世王権の確立と捉える説は面白かった。

  • keint

    古代天皇制について、祭礼や東アジア情勢などから考察した七章の独立した論考からなりたつ。まえがき、あとがきはないので、まとまりが無いように見えるが、それぞれの主張はどれもなるほどと説得力のあるものであった。

  • namakemono

    異なる著者による7つの論考が収められている。みな、「自分の視点こそ重要」という書き方なので、主張がやや衝突してるようにも感じられる(私が素人だからかも知れない)。一番分かりやすい主張は第6章で、(私自身の言葉も入れて纏めると) 藤原道長は、外孫に当たる天皇を牛耳ったようでいて、実は天皇と言うポジションの神格化に非常に熱心だった。彼が始めた 権威と権力の分離が、その後も永らく残り、権威(天皇)は温存されて、権力の座は 藤原氏→院政→3つの幕府→近現代の政府・・と移ったという考え方。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items