世界史とは何か 岩波講座 世界歴史

荒川正晴

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784000114110
ISBN 10 : 4000114115
フォーマット
出版社
発行年月
2021年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
342p;21

内容詳細

人類の過去の営みを解釈し、叙述することが、どのように生まれ、変容してきたのか。そして、人びとにとってどのような意味をもってきたのか。世界史認識や世界史叙述をめぐる国内外の議論を、専門家だけではない一般市民の歴史実践という観点から分析する。ジェンダー研究やグローバル・ヒストリー、ビッグ・ヒストリーなどの知見も取り入れた、新しい「世界史」研究のパノラマを描く。

目次 : 展望(“私たち”の世界史へ)/ 問題群(人は歴史的時間をいかに構築してきたか/ 世界史のなかで変動する地域と生活世界/ 現代歴史学と世界史認識)/ 焦点(ジェンダー史の意義と可能性/ 「サバルタン・スタディーズ」と歴史研究・叙述/ 環境社会学の視点からみる世界史―先住者の生活戦略から探る持続可能な社会 ほか)

【著者紹介】
小川幸司 : 1966年生。長野県蘇南高等学校校長。世界史教育(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • KAZOO さん

    むかし佐藤優さんの本の感想で旧版の岩波講座の世界歴史を読んだことがあるのですが、その新版が出ることになり読み始めました。従来のものとは異なりかなり読みやすくなっているのと最近の状況を入れているような気がしました。この最初の巻ではジェンダー史の意義とか感染症の歴史学といった論文が収められています。今後のものも楽しみです。

  • 壱萬弐仟縁 さん

    小川幸司先生には、昨年、面接機会があった。詳細は避ける。いい話はなかったから。小川校長によると、歴史とは、歴史学者や歴史教育者だけが探究するものではなく、日常生活の中で参照し行動するもの(005頁)。民衆史の色川大吉先生を想起。西洋史学がご専攻?の小川校長は、歴史学、世界史実践に6層構造を提起(013頁〜)。実証、解釈、批評、叙述、対話、創造。私は歴史研究者でない(他分野では端くれ)ので、理論より実践を考えて世界史を学びたい。開発教育はやったことがある。

  • 崩紫サロメ さん

    刊行中の新シリーズ。責任編集の小川幸司を筆頭に、高校で歴史教育に携わる人々も多く加わる。高校の新課程において日本史と世界史を統合した「歴史総合」が始まり、小川の<展望>では「世界のつながりを考える世界史」のあり方について考察する。<問題群>では史学史、ジェンダー史、サバルタン・スタディーズ、感染症の世界史など、基本概念から、前シリーズでは扱いの小さかったテーマまで、バランス良く扱われている。各テーマの入門書としても読みやすい。

  • ピオリーヌ さん

    キリスト紀年の世界的普及の背景、サバルタン・スタディーズが果たした役割、環境社会学の視点から見る世界史、感染症の歴史学、ポーランドにおける歴史認識、東アジアの歴史認識対立、「歴史総合」への取り組み等読みごたえある論文が並ぶ。歴史学の入門編として相応しい一冊だと感じる。他の巻も多いに楽しみ。

  • さとうしん さん

    総論として、ジェンダー、環境、感染症、歴史認識、歴史総合と世界史に関係するトピックで入れなきゃいけない要素は一通り入っている感じ。以降の巻ではどうなるかわからないが、執筆陣は日本歴史と比べると年齢層が高めの印象。一般市民の「歴史実践」に重点を置いた内容。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

哲学・歴史・宗教 に関連する商品情報

おすすめの商品