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ISBN 10 : 4043417136
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私たちは今、他者の痛みにまで届く想像力の射程をもちえているだろうか―?「私」という単独者の絶望と痛みをすべての基点に、世の中へ透徹したまなざしを投げかける著者。社会の共同性に対する強い違和感、日常の襞のなかに隠れた禍々しさ。自己を無意識に免罪するすべての“正しき者たち”を批判しながら、それでもなおみずからを閉ざすことなく他者と繋がりあうための手がかりを模索する。示唆と祈りにあふれた一冊。
目次 : たんば色の覚書/ ミルバーグ公園の赤いベンチで/ 側/ 累/ 自問備忘録/ 剥がれて/ 私たちの日常―“決して有用でないもの”への視線/ 痛みについて―あとがきのかわりに
【著者紹介】
辺見庸 : 作家。1944年生まれ。早稲田大学文学部卒。70年、共同通信社入社。北京特派員、ハノイ支局長、編集委員などを経て96年、退社。この間、78年、中国報道で日本新聞協会賞、91年、『自動起床装置』で芥川賞、94年、『もの食う人びと』で講談社ノンフィクション賞、2011年、詩集『生首』で中原中也賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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ミサ
読了日:2021/05/14
きんちゃん
読了日:2014/02/26
魚53
読了日:2023/03/10
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読了日:2021/11/04
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読了日:2015/09/17
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