基本情報
内容詳細
霧を吸い、吐き出す街。無蓋列車で運ばれる戦車と、鯨骨のバリケード。割れる男、足を洗う女、消えた整体師、恐怖党員、老いた彫り師、隻眼の不審者―符号と化した人びとの間を、三本肢の犬が霧を縫って歩く。九十五の断片を連ねる異様な表題作のほか、交合する男女がある殺人の記憶を語りあう「カラスアゲハ」、刑吏の視点から“できごと”を眺める「アプザイレン」など、終末の風景、滅びの日々を描く中短編四作。
【著者紹介】
辺見庸 : 1944年宮城県石巻市生まれ。70年共同通信社入社、北京特派員、ハノイ支局長、外信部次長などを経て96年退社。78年中国報道により日本新聞協会賞受賞、87年中国から国外退去処分を受ける。91年『自動起床装置』で芥川賞、94年『もの食う人びと』で講談社ノンフィクション賞、2011年詩文集『生首』で中原中也賞、12年詩集『眼の海』で高見順賞、16年『増補版1★9★3★7』で城山三郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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hasegawa noboru さん
読了日:2021/07/16
さっちも さん
読了日:2023/03/25
魚53 さん
読了日:2022/12/25
カケル さん
読了日:2023/12/05
takao さん
読了日:2023/06/28
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人物・団体紹介
辺見庸
1944年宮城県石巻市生まれ。70年共同通信社入社、北京特派員、ハノイ支局長、外信部次長などを経て96年退社。78年中国報道により日本新聞協会賞受賞、87年中国から国外退去処分を受ける。91年『自動起床装置』で芥川賞、94年『もの食う人びと』で講談社ノンフィクション賞、2011年詩文集『生首』で中原
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