基本情報
内容詳細
男はひとり「登録難民」の集団から脱け出し、鉄路に沿って歩きつづける。歩きつづけながら思索し、世相を嗤笑し、記憶や言語のもつれとともに自在に過去と未来を往還する。マスクをつけた人びとが彷徨う荒廃した世界で、胸に「青い花」の幻影を宿しながら…。聖書や歌の引用、哲学的星想、歴史的記憶、猥雑な戯言を改行なしで連ね描く。災厄の夜に妖しく花開くディストピアの“愛”と“美”。現代の黙示録。
【著者紹介】
辺見庸 : 1944年宮城県石巻市生まれ。70年共同通信社入社、北京特派員、ハノイ支局長、外信部次長などを経て96年退社。78年中国報道により日本新聞協会賞受賞、87年中国から国外退去処分を受ける。91年『自動起床装置』で芥川賞、94年『もの食う人びと』で講談社ノンフィクション賞、2011年詩文集『生首』で中原中也賞、12年詩集『眼の海』で高見順賞、16年『増補版1★9★3★7』で城山三郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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KAZOO さん
読了日:2021/08/22
Vakira さん
読了日:2021/05/27
yumiha さん
踊る猫 さん
読了日:2023/08/20
魚53 さん
読了日:2023/01/15
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人物・団体紹介
辺見庸
1944年宮城県石巻市生まれ。70年共同通信社入社、北京特派員、ハノイ支局長、外信部次長などを経て96年退社。78年中国報道により日本新聞協会賞受賞、87年中国から国外退去処分を受ける。91年『自動起床装置』で芥川賞、94年『もの食う人びと』で講談社ノンフィクション賞、2011年詩文集『生首』で中原
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