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Sacrifice

Fumie Kondo

User Review :4.5
(3)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784101312613
ISBN 10 : 4101312613
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2010
Japan

Product Description

第五回本屋大賞第2位。大藪春彦賞受賞作。走れ、己のために――チームのために。自転車ロードレース×青春×サスペンス。 

ぼくに与えられた使命、それは勝利のためにエースに尽くすこと――。陸上選手から自転車競技に転じた白石誓は、プロのロードレースチームに所属し、各地を転戦していた。そしてヨーロッパ遠征中、悲劇に遭遇する。アシストとしてのプライド、ライバルたちとの駆け引き。かつての恋人との再会、胸に刻印された死。青春小説とサスペンスが奇跡的な融合を遂げた! 大藪春彦賞受賞作。

Content Description

ぼくに与えられた使命、それは勝利のためにエースに尽くすこと―。陸上選手から自転車競技に転じた白石誓は、プロのロードレースチームに所属し、各地を転戦していた。そしてヨーロッパ遠征中、悲劇に遭遇する。アシストとしてのプライド、ライバルたちとの駆け引き。かつての恋人との再会、胸に刻印された死。青春小説とサスペンスが奇跡的な融合を遂げた!大藪春彦賞受賞作。

【著者紹介】
近藤史恵 : 1969(昭和44)年大阪府生れ。’93(平成5)年『凍える島』で鮎川哲也賞を受賞し、作家デビュー。2008年『サクリファイス』で大藪春彦賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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自転車ロードレースには興味をもったことあ...

投稿日:2021/06/11 (金)

自転車ロードレースには興味をもったことありませんが、そんなことが気にならないぐらいに一気に読めてしまう作品です。逆に言えば興味がないからこそなのかな。サクリファイスシリーズは、近藤作品の中でビストロ・パ・マルシリーズと並ぶ代表作だと思います。

sissy さん | 不明 | 不明

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最後の展開に多少無理があるが、それを差し...

投稿日:2021/04/21 (水)

最後の展開に多少無理があるが、それを差し引いても面白い。日本ではメジャーでないロードレースの世界を説明臭くせず話を展開させていくのは流石。実際の試合も見てみたくなったし、この続編もたくさん出ているようなので見ていこうと思わせてくれました。

ナムリ さん | 大阪府 | 不明

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自転車ロードレースの世界を描いた作品。著...

投稿日:2019/01/13 (日)

自転車ロードレースの世界を描いた作品。著者らしくミステリ的な要素を取り入れるとともに、青春小説の側面をもたしている。著者の名を広く知らしめることになり、ファン層を広げることにもなり、以降『エデン』などさらに4作(2018年終了時点)が書かれる。 陸上選手から自転車競技に転向した白石誓は大学卒業後にプロチームに所属する。彼の仕事はエースを助けるアシスト。ヨーロッパ遠征中、そこで思わぬトラブルが待っていた…。 過去の事故にまつわる噂、元恋人との再会なども話を盛り上げるが、やはりもっとも大きなポイントは主人公が自転車ロードレースの「アシスト」であり、それが自転車レースそのものへの理解と興味に繋がっている。

ねも さん | 兵庫県 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • mitei

    弱虫ペダルを読んでから本書に興味を持って読んでみた。なんとなく弱虫ペダルの登場人物が出てきているような名前が多かったので親近感が湧いた。そしてこの競技って犠牲(サクリファイス)がレースに重要な要素なんだなと思った。内容についてはアシストに徹する主人公が最後エースからアシストされていたことが衝撃だった。また続編のエデンがあるとのことだったので読んでいきたい。

  • 遥かなる想い

    2008年このミス国内七位。 第五回本屋大賞第二位という帯に惹かれて読んだ。軽く読めるが面白い。自転車競技にかける白石誓を主人公にエースの石尾とそのまわりにうずまく嫉み・悲劇・かけひきがうまくちりばめられている。

  • ヴェネツィア

    近藤史恵は初読。自転車のロードレースの世界を描く珍しいミステリー。日本ではあまり知られることはないが、ヨーロッパでは自転車選手はサッカー選手に匹敵するほどの人気。もちろん、トゥール・ドゥ・フランンスやジロ・ディタリアをはじめとしたレースも熱狂的に観戦されている。本書の舞台は日本でのそれだが、レースとその前後の選手たちの動きは臨場感に溢れている。当然、スピード感が横溢する文体が要求されるが、近藤史恵は見事にそれに答えている。自転車レースは心理戦でもあるのだが、これまたその複雑さが巧みに表出されている。

  • ビブリッサ

    BSで毎年ツールドフランスを楽しみに観ています。自転車って人が人力で走る乗り物の中で最速。ロードレースでは、一つのチームがただ一人のエースを勝たせるためにサクリファイス(犠牲)となって、勝負に挑む。そこには他チームとの駆け引きの他に、チーム内での争いもある。冷徹なエースは、過去に罪を?チームの中で自分の仕事を全うするとは?ミステリーも絡みサクサクと読めます。自分の脚に全てをかけて勝負する男たちは、やっぱりカッコイイです!

  • 修一朗

    スピード感あって爽快感あって,坂道シーンでは一緒に心臓バクバクして…完全に没入,抜群の面白さだった。お初自転車小説。ロードレースってバンク自転車競技とまったく違うんだね。こういうルールならチームのみを表彰対象にすればいいのに、って思うのは日本人感覚?素直なのでアシスト=サクリファイスと読み替えていたら,ラストで見事に作者に投げ飛ばされた。このやられた!感こそ本の醍醐味。女と下手人像についてはミステリー仕立てのためのやむない道具と理解した。書きたかったのはそっちじゃなくて白石と石尾。早速エデンに向かいます。

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