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スーツケースの半分は 祥伝社文庫

Fumie Kondo

User Review :5.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784396344177
ISBN 10 : 4396344171
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2018
Japan

Content Description

三十歳を目前にした真美は、フリーマーケットで青いスーツケースに一目惚れし、憧れのNYへの一人旅を決意する。出発直前、ある記憶が蘇り不安に襲われるが、鞄のポケットから見つけた一片のメッセージが背中を押してくれた。やがてその鞄は友人たちに手渡され、世界中を巡るうちに“幸運のスーツケース”と呼ばれるようになり…。人生の新たな一歩にエールを贈る小説集。

【著者紹介】
近藤史恵 : 1969年、大阪府生まれ。大阪芸術大学文芸学科卒。93年、『凍える島』で第四回鮎川哲也賞を受賞しデビュー。2008年に『サクリファイス』で第十回大藪春彦賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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青いスーツケースが人から人へと渡っていき...

投稿日:2021/03/16 (火)

青いスーツケースが人から人へと渡っていき、それぞれの旅が描かれています。私は旅行の合間に読みましたが、ホントに面白かったです。いろんな選択が、人生にはありますが、自分の背中も押してもらえたようです。幸運を運んでくれる青いスーツケースをもって、旅にでたくなります!!特に女性の読者なオススメしたいです。

はれ さん | 島根県 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • しんごろ

    青いスーツケースを持って海外に旅にでたくなりますね。海外でなくても国内でもいいから旅にでたくなりますね。青いスーツケースが無ければ、この本を持っていて旅にでてもいいかな。人生そのものが旅、だから日常でも御守りがわりに、この本をいつも持ち歩いてたら、ちょっとしたことでも幸せを感じるかもしれない。何度でも再読しても、飽きがこないと思います。常に前向きにさせてくれ、小さな幸せも気づかせてくれるような素適な物語でした。あなたの旅に、幸多かれ!

  • 三代目 びあだいまおう

    サクリファイスやモップの天使の近藤史恵先生の作品!だから期待はありました。結論、凄く好きな一冊でした!大好きです!青く綺麗なスーツケース、当然役目は旅のお供。主人公が都度都度変わる短編集ですが、皆『少しの生きづらさ』と『一歩踏み出す勇気のなさ』を持つ、いわば私たちと同じ人たち。悩んでくさって、気分変えたくて、『旅』!綺麗なスーツケースは、旅に出なければ傷も付かずに綺麗なまま。でも旅に一歩踏み出せば当然傷も付く。その傷はどう見える?勇気だよね、あなたの人生の証だよね!小さな幸せが繋がる温かい一冊です‼️🙇

  • さてさて

    使えば使うほどに傷ついてボロボロになっていくスーツケース。しかし、それは世界を旅したスーツケースである証とも言えます。私たち人間も様々な悩みの中で『心も身体も小さな傷ばかりが増えていく』という人生を送っています。傷ついても、ボロボロになっても生きていく、前を向いて歩いていく、それが人間として生まれた私たちが生きるということなのだと思います。そんなスーツケースに私たちの人生を重ね合わせるこの作品。清々しさを感じる読後の感情の中に、じんわりと湧き上がる何かをもらったような気がした、そんな素晴らしい作品でした。

  • 真美がフリマで出会ったブルーのスーツケースにまつわる短編集。真美の友達やスーツケースに関わった人たちの話で繋がっていきます。旅に出たくなるし人生で決断が必要な時の勇気をもらった気がします。旅に出るといっても人それぞれ、贅沢をしたい人、地元民のようにその土地を味わいたい人、窮屈な現実から離れたい人等色々で、スタイルの合わない人との旅行よりも、自分のしたい方法で旅することの楽しさがわかりました。元気になれました。

  • エドワード

    何とさわやかな物語だろう。旅は道づれ、世は情け。道づれと言えば…。ニューヨークに憧れる真美が、思い切ってフリーマーケットで買った青いスーツケース。中には「あなたの旅に、幸多かれ」のメモ。消極的な夫を置いての一人旅。スーツケースは友人たちと共に、香港、アブダビ、パリへと旅をする。元の持ち主の所へ戻り、親戚の女の子とシュトュットガルトへ。更に遡り最初の持ち主のエピソードが泣かせる。「ぼろぼろになったとしても、スーツケースはパーティーバッグより色々な景色を見ることが出来るだろう」ボン・ボヤージュ、読後感最高。

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