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山の上の家事学校

Fumie Kondo

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784120057649
ISBN 10 : 412005764X
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2024
Japan

Content Description

離婚して一年。荒んだ生活を送っていた幸彦は、ある「学校」を紹介される。そこには様々な事情を抱える生徒たちが通っていた――。

【著者紹介】
近藤史恵 : 1969年大阪府生まれ。1993年『凍える島』で鮎川哲也賞を受賞し、作家デビュー。2008年『サクリファイス』で大薮春彦賞を受賞、本屋大賞2位に選ばれる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • いつでも母さん

    家事を手伝うとか育児を手伝うって言葉を、違和感ありありで聞いてきた私としては近藤作家に天晴れと思う。まぁ言うほど完璧にこなしてきた私では無いのはこの際置いといて・・(汗)「愛してるから」この裏側にある犠牲と忍耐。妻だから、母だからはまた別の話だよね。男性には耳の痛い作品かも、いや、女性にだって耳は痛い箇所は有った。聞くことの大事さはこの齢になっても痛感している(笑)着地点がホッとして、この関係が続くことを願って本を閉じたが、みんな難なく学んだことを身につけたのね?ってちょっと気になった次第。

  • シナモン

    『家事とは、やらなければ生活の質が下がったり、健康状態や社会生活に少しずつ問題が出たりするのに、賃金が発生しない仕事』男だとか女だとか関係ない。自分で自分の面倒をみる。誰かのため、じゃなくて自分のためと思うと家事に対する思いも違ってくるんじゃないのかな、と思いました。

  • のぶ

    読みながら大いに身につまされた一冊だった。本作の主人公は政治部所属の新聞記者、仲上幸彦。仕事にかまけて家をおろそかにし、妻と娘に出ていかれてしまった。ゴミ屋敷の中で暮らすが、妹にすすめられて家事学校へ通い、そこに通う人々のいろいろなドラマに触れながら成長していく。その家事学校で幸彦が学んだことは、料理の作り方や家事の仕方以上に、自らを変えることだった。自分も一般的な家庭を持っているが、家事は妻にまかせきりで、ほとんど何もしていない。読んで家事の大変さを感じさせられた作品だった。そんな方にはお勧め。

  • hirokun

    ★4 家事とは生きていく上で、しないと生活の質が下がり、健康、社会生活に悪影響をもたらす。私たちの学生時代は、男子は技術家庭が必須で、女子とは授業内容が区別されていた時代。当然、社会風潮の中でも家事を軽視したような意識が強かったように思う。この作品の中では、単に家事の技術だけではなく、生活と仕事の棲み分け、バランスの再見直しについても問題提起をしている深い作品であると感じた。分かり易い文章と例示を使いながらこのようなテーマを内在した作品を創作する近藤史恵さんは素晴らしいと思う。

  • itica

    妻や娘のために必死に働いてきたのになぜ離婚されなければならないのか。そんな憤懣も男性のための家事学校に通うようになって、自分の中の常識が崩れていく。「男は仕事で稼ぎ、女は家庭を守る」そんな一昔前の考えはさすがに通用しないだろうが、家事は女性の仕事と言う思考はDNAレベルで組み込まれているのか、中々意識が変えられないのは女性も同じだ。家事を「手伝う」のではなく「担う」ことがこれからの時代は必須なのかもね、男性方。

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