百舌の叫ぶ夜 集英社文庫

逢坂剛

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087451665
ISBN 10 : 4087451666
フォーマット
出版社
発行年月
2014年03月
日本
追加情報
:
456p;16

内容詳細

能登半島の岬で記憶喪失の男が発見された。一方、東京新宿では爆弾テロ事件が発生。犯人を追う公安警察の倉木と美希は、やがて男へと辿り着き──。サスペンス傑作長編。(解説/船戸与一)


能登半島の突端にある孤狼畔で発見された記憶喪失の男は、妹と名乗る女によって兄の新谷和彦であると確認された。東京新宿では過激派集団による爆弾事件が発生、倉木尚武警部の妻が巻きぞえとなり死亡。そして豊明興業のテロリストと思われる新谷を尾行していた明星美希部長刑事。錯綜した人間関係の中で巻き起こる男たちの宿命の対決。その背後に隠された恐るべき陰謀。迫真のサスペンス長編小説。




【著者紹介】
逢坂剛 : 1943年東京生まれ。80年「暗殺者グラナダに死す」で第19回オール讀物推理小説新人賞を受賞。86年に刊行した『カディスの赤い星』で第96回直木賞、第40回日本推理作家協会賞、第5回日本冒険小説協会大賞をトリプル受賞。2014年、第17回日本ミステリー文学大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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映画やドラマにもなった人気作品。 手に汗...

投稿日:2021/04/22 (木)

映画やドラマにもなった人気作品。 手に汗握るスリリングな展開が楽しめます。 私はドラマから入ったのですが、やや設定が異なる部分があるように思いました。

とらばたー さん | 北海道 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • サム・ミイラ さん

    禿鷹が非常に面白かったのとドラマ化と表紙の良さから購入。昔の作品ながら古さを感じさせない内容には驚いた。ストーリー自体は南米の政治テロに纏わる陰謀劇でハードボイルドさは禿鷹以上。十分現代にも通じるものだった。但し意図的に時系列を後先することでカタルシスもあるかわりに読み難くなったのも事実。かなり混乱するので要注意。クリストファー・ノーランの映画みたいだ。テロリストのパラソルに似ているという意見が多いが、私はマークスの山に近いように思う。続編はまたそのうちに。

  • またおやぢ さん

    “百舌”のコードネームは、反応的に殺人を犯す事や、鋭利な刃物で刺殺をする事を、百舌の捕食行動になぞらえての事か?時系列展開が頻繁にある事で、ストーリーに奥行きを与えたところがセンスの良さ。20年たっても色褪せない面白さがある一冊。しかし、終盤になってバタバタと登場人物が増えて、しかもそいつらが重要な役回りを演じているという設定は如何なものか?

  • れみ さん

    新宿で爆弾による事件が起こり、その裏では警察内部での駆け引きやテロリストが絡んだ事件も起こっている…というお話。「MOZU」Season2地上波放送を前に、1の部分を本で復習。原作とドラマでは違う部分もかなり色々あったけど、緊張感漂う、ドラマよりは映画に近いような雰囲気が文章からでも伝わってきた。2・3作目も積んであるけど読むタイミングを思案中…。

  • stobe1904 さん

    【百舌シリーズ 再訪】20年以上前にリアルタイムに読んで面白かった印象は残っていたのだが、内容は全く忘れていた。爆弾テロ事件と警察内部の暗闘やせめぎ合いが微妙に交錯しながら、スピード感を増しながらストーリーが展開していく。スケール感、人物造形、緊迫感のあふれる展開など、文句のつけようのない傑作だと再認識した。時をおかずシリーズ2作目を読むことにしよう。★★★★★

  • 修一朗 さん

    公安が舞台の本を読んでみようと28年前の作品に手を出しました。改定新版出たし。公安がカッコ良く活躍する話ではなく,上と繋がった黒い公安を描くという構成。先が見えない展開が骨太な文章で綴られます。複雑で,面白い。冷徹に追い詰めて行く公安倉木と,熱いハートを見せる捜一大杉が対照的。(上)が仕掛けるヤバイ計画。申し分のない敵役百舌。百舌シリーズというからには次作でも百舌が活躍するということだな。解説の通り時制が変化し,読みに気を使う。これをドラマの脚本にしたのか,と興味が湧いた。録画してあるし見てみよう。

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人物・団体紹介

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逢坂剛

1943年、東京都生まれ。中央大学法学部卒業後、博報堂に入社。80年、『暗殺者グラナダに死す』で第19回オール讀物推理小説新人賞を受賞。87年、『カディスの赤い星』で第96回直木賞、第40回日本推理作家協会賞、第5回日本冒険小説協会大賞をトリプル受賞。97年より執筆に専念。2013年、第17回日本ミ

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