とんび

重松清

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784048738910
ISBN 10 : 4048738917
フォーマット
出版社
発行年月
2008年10月
日本
追加情報
:
20cm,382p

内容詳細

昭和37年の秋、長男アキラ誕生。愛妻・美作子さんと、我が子の成長を見守る日々は、ヤスさんがようやく手に入れた「家族」のぬくもりだった。しかし…。魂が涙する父親物語の最高傑作。

【著者紹介】
重松清 : 1963年岡山県生まれ。出版社勤務を経て執筆活動に入る。91年『ビフォア・ラン』で作家デビュー。99年『ナイフ』で坪田譲治文学賞を、『エイジ』で山本周五郎賞を受賞。2001年『ビタミンF』で直木賞を受賞。話題作を次々に刊行する一方、ルポルタージュや評論なども手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • あつひめ さん

    お涙ちょうだいではないのに涙腺を刺激される。ドラマの場面を思い出しながら読み進めた。私は親として子供を寒さから守ってあげただろうか…手を差しのべてお互いの温もりを感じただろうかと我が身に置き換えてしまった。子供の頃は一人で大きくなったような生意気な気持ちを正直持ったこともある。親になり、初めて自分よりも守らないといけないものができて、やっと両親の思いを考えるようになった。愛した人とみんな元気で不自由なく暮らすことも幸せかもしれないが、大事な人を悲しませない暮らしをすることも幸せのひとつかもしれない。

  • myunclek さん

    父子ものは号泣が定番ですが、この話からは泣かされたというよりは親子関係や友人の大切さを考えさせられた。もちろん涙を抑えきれない場面はあったものの、アキラのベタベタではない父親からの距離間が「お涙頂戴」話に終始しなかったように思う。なかなか子離れできない父と父の心情は理解するものの、自分の人生を貫ぬこうとする息子の周りを固める人たちの善意が胸にしみる。ひと時も離れず暮らすことばかりが愛情ではない。適度な心の距離感こそが、良い意味で喜びや幸福を感じさせるのかもしれない…。加えて、広島弁がお似合いの話でした。

  • そのぼん さん

    妻を亡くした男と、その息子の成長物語を鮮やかに描いた作品でした。 何気ない日常がきめ細かに描かれていて、共感できるところが沢山ありました。 読んでよかったと思える、素敵な作品でした。

  • うしこ@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同) さん

    結婚してもふらふらと遊んでばかりいたヤスさんでしたが、そんなヤスさんも親になる日がやってきました。無事アキラという息子が生まれ幸せな日々を送っていましたが・・。ヤスさん親子を支える周りの人の優しさが本当に温かくて、読みながら何度も涙しました。特に海雲和尚の言葉は胸に染みました。不器用で意地っ張りのどうしようもないヤスさん。でもそんなヤスさんをもどかしく思いながらも、筋の通った生き方をするヤスさんが愛しくて仕方がなかったです。家族について改めて考えさせられたお話でした。ドラマも楽しみです♪★★★★★

  • kotetsupatapata さん

    星★★★☆☆ 読む年代によって感想は違うのかな? 良い話しでしたし、場面場面で心温まる台詞も随所に出てきたのですが、ちょっとヤスさんの行動には付いていけず。 まあ「これが昭和ヒト桁生まれの破天荒な男の生き様なんだよ」と言われればそれまでですし、ノスタルジックを感じる点もありましたが、小生としては同じ重松清さんの親一人子一人の話しなら、「ステップ」の方が親の気持ちに入り込めました。 それにしてもヤスさんがポンコツな分、たえ子さんや照雲和尚の人柄が際立ちましたね😅

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重松清

1963年岡山県生まれ。早稲田大学教育学部卒業。91年『ビフォア・ラン』でデビュー。99年『ナイフ』で坪田譲治文学賞、『エイジ』で山本周五郎賞、2001年『ビタミンF』で直木賞、10年『十字架』で吉川英治文学賞、14年『ゼツメツ少年』で毎日出版文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載さ

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