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だから古典は面白い 幻冬舎新書

Yukio Noguchi

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784344985872
ISBN 10 : 4344985877
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2020
Japan

Content Description

「最近、本の質が落ちた」と感じる人が多いと聞く。無類の読書家であり経済学者の著者は、そんな人にこそ「古典を強くすすめる」という。「古典に新しい情報はない」と思うのは早計だ。組織のメカニズムを知りたければトルストイの『戦争と平和』、人を説得する術を知りたければシェイクスピアの『マクベス』。人が作った組織や人間の心理は昔から基本的に変わっておらず、トルストイやシェイクスピアといった洞察力を持った作家が書いたものは、現代人に多くのことを示唆するのだ。著者が推薦する本を読めば、そのめくるめく世界観に心浮き立つだけでなく、仕事で役立つ知識も身につくこと、請け合い!



[著者について]
一九四〇年東京生まれ。六三年東京大学工学部卒業、六四年大蔵省入省。七二年エール大学でPh.D.(経済学博士号)を取得。一橋大学教授、東京大学教授、スタンフォード大学客員教授、早稲田大学大学院ファイナンス研究科教授などを経て、二〇一七年九月より早稲田大学ビジネス・ファイナンス研究センター顧問。一橋大学名誉教授。専攻はファイナンス理論、日本経済論。著書に『情報の経済理論』(東洋経済新報社、日経・経済図書文化賞)、『財政危機の構造』(東洋経済新報社、サントリー学芸賞)、『バブルの経済学』(日本経済新聞社、吉野作造賞)などがある。

【著者紹介】
野口悠紀雄 : 1940年東京生まれ。63年東京大学工学部卒業、64年大蔵省入省。72年エール大学のPh.D.(経済学博士号)を取得。一橋大学教授、東京大学教授、スタンフォード大学客員教授、早稲田大学大学院ファイナンス研究科教授などを経て、2017年9月より早稲田大学ビジネス・ファイナンス研究センター顧問。一橋大学名誉教授。専攻はファイナンス理論、日本経済論。著書に『情報の経済理論』(東洋経済新報社、日経・経済図書文化賞)、『財政危機の構造』(東洋経済新報社、サントリー学芸賞)、『バブルの経済学』(日本経済新聞社、吉野作造賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Shun

    ゲーテやトルストイ等の海外の古典文学を例に縦横無尽の分析を行い、人生にも役立ついろんな教えを古典から学びます。また著者独自の批評も面白く、例えば「マクベス」で魔女の予言に対し帝王切開で生まれたマクダフがマクベスを打ち倒せたというプロットと比較し、「指輪物語」での「私は男ではない、女だ」と宣言したエオウィンが敵首魁を倒す場面について、前者の根拠的弱さより後者の方が直接的としてこの場面でトールキンは上を行ったと著者は考えます。この批評は面白いし何よりシェイクスピアを超えたと評することができる著者の碩学に感服。

  • あっきー

    ⭐3 ここに気をつけて読むと良いというアドバイス集でナルホド参考になる、聖書=比喩を使った説得法、戦争と平和=不完全情報下で人や組織はどう行動するかの経営法、アンナ・カレーニナ=鉄道列車が舞台回しになっている、マクベス=魔女の人間操縦法、ファウスト=言葉は重要ではじめに言葉ありきだが言葉で表現できないものが最後に成し遂げられる、罪と罰とカラマーゾフの兄弟=奇跡は人の心のなかで起こる、それを現実の出来事として信じる、宇宙戦争、アンドロメダ病原体、宇宙のランデヴー、指輪物語、ITなどを紹介

  • みこ

    そのものズバリ古典のススメである。紹介された本が洋書ばかりでどれも読んだことのないものだったが、本の魅力は十分に伝わった。紹介された本が書かれた同時代にも恐らくそれら以上に読まれながら時代に消費された本は存在していただろうから、古典が古典として残るにはそれなりの理由と魅力があるわけだ。ノルウェイの森なんかは結構頑張っている方だと思うが、スマホやSNSなしでは話が成立しない最近のベストセラーは令和の次の時代にも読み継がれていくのだろうか。

  • mayumi

    経済学者が勧める古典本の紹介。古典は数多くある本の中から淘汰されずに生き残ってきたのだから質が高い!には納得。著者が紹介する作品の中で読みたくなったのは「戦争と平和」「アンナ・カレーニナ」「ファウスト」(原語で読めと書かれているが無理)「アンドロメダ病原体」等々。あと、「アルジャーノンに花束を」(著者は花束は誤訳で野花だと主張)は最初は短編で、それこそが素晴らしく、原書で読むべきだそう。…どうやら、言語の壁が立ちはだかりそうである。

  • bonbon99

    古典に挑戦したいと思い本書を手に取りました。著者おすすめの古典とその思いや背景が書いてありました。ドストエフスキー、ヘミングウェイを推していました。高校生の時、ドストエフスキーを読みましたが、なんのこっちゃわからず、苦痛な時間でした。ただ、読了したので根性はあったのでしょう。古典は、文庫化され長い間読み手につながれていき、生き残った作品です。読む価値は大いにあると思います。読書の効果や影響は計り知れないと知りながら、あまり読んでいません。アレルギーがあるからか…。薄い本からはじめようと目論んでいます。

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