2040年の日本 幻冬舎新書

野口悠紀雄

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784344986831
ISBN 10 : 4344986830
フォーマット
出版社
発行年月
2023年01月
日本
追加情報
:
310p;18

内容詳細

20年後、いまと同じ社会が続いていると無意識に考えていないか。2040年、国民の年金や医療費などの社会保障負担率は驚くべき数字になる。現在と同じような医療や年金を受けられると思ったら大間違いだ。事態改善の鍵を握る、医療や介護におけるテクノロジーの進歩は、どこまで期待できるのか。60年近くにわたって日本の未来を考え続けてきた著者が、日本経済や国力、メタバースやエネルギー問題、EVや核融合・量子コンピュータなど幅広い分野について言及。未来を正しく理解し、変化に備えられるかどうかで、人生の後半は決まる!

【著者紹介】
野口悠紀雄 : 1940年東京生まれ。63年東京大学工学部卒業、64年大蔵省入省。72年エール大学でPh.D.(経済学博士号)を取得。一橋大学教授、東京大学教授、スタンフォード大学客員教授、早稲田大学大学院ファイナンス研究科教授などを経て、一橋大学名誉教授。専攻はファイナンス理論、日本経済論。著書に『情報の経済理論』(東洋経済新報社、日経・経済図書文化賞)、『財政危機の構造』(東洋経済新報社、サントリー学芸賞)、『バブルの経済学』(日本経済新聞社、吉野作造賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • mazda さん

    全体的に、読んでいてストレスがたまる内容というのが正しいでしょうか。どうも、どこを読んでも「なるほど」」とはなりません。出生率引き上げよりも、女性や高齢者の労働力引き揚げが重要というのは、あくまでも短期的な見方であり、場当たり感がぬぐえません。近い将来0~14歳人口が増えるから問題がむしろ悪化するとか、本気で言っているのでしょうか?教育ほど効率のいい投資はないのですから、それに対して国がどう予算を組むかを議論するのが筋ではないでしょうか。逃げ切り組の理論だな、という感じです。

  • よしたけ さん

    技術進歩や国力低下から2040年ニッポン予想。やはりネガティブ面が目立つ。論理的な視点から年金負担率は4割増の見通し、出生率がこれから上昇しても2040年では何ら改善効果はない(労働力に慣れない年齢)、介護需要増により国力が低下(介護業界は必須だがGDPを押し上げる産業でない)など。他方で、アジア諸国にGDPが抜かれるといっても相対的な生活の豊かさは維持されると指摘。その他興味深いのは、自動運転・シェアエコノミーによる事故減で保険料減・警察減、移動容易化による都市部優位性低下による地価平準化の指摘。

  • アベシ さん

    野口先生渾身の国民に対する警告である。韓国の現代劇を見ていて、えっ?!てびっくりすることがある。車を運転している時は普通にヘッドホンでスマホを操作しているし、オフィスだって日本の風景と変わらない、生活レベルも大して変わっているようには見えない。本書にはその疑問に答える事実が書かれている。人口減少でも生まれた子供が全員、かつての日本人の平均点以上の子供なら問題はない。今、日本人はあらゆることにこれ迄のやり方を否定しなくてはいけない局面にあるということだ。教育、特に大学教育と政治家は根本的に変える必要がある。

  • 速読おやじ さん

    日本の暗い未来に対して、どんな手があるのか?何となくわかっちゃいるけど、これからどんどん人口が減り、国力は衰えてくる。最大の産業が医療・福祉になるが、生産性は上がらない。新しい技術で未来を変えられるのか?私たちは未来の世代に責任を負っているのか??

  • earlybird_kyoto さん

    日本が先進国であり続けるには経済成長が必要ですが、人口減少、超高齢化の進展に加え、他国に遅れをとるIT化の現状、大学をはじめとする競争力の低下などを考えるとなかなか厳しい。防衛費がGDPの2%にするかどうかの議論で騒いでいるが、2060年には中国のGDPは日本の約10倍になってしまう予想を前にどれだけの意味があるのか冷静に考えるべきとの指摘も頷ける。医療・介護、自動運転、エネルギー問題など、今後の日本が向き合うべき課題について論じられている。読み応えあり。

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野口悠紀雄

1940年、東京生まれ。63年東京大学工学部卒。64年大蔵省入省。72年エール大学Ph.D.(経済学博士号)。一橋大学教授、東京大学教授(先端経済工学研究センター長)、スタンフォード大学客員教授、早稲田大学教授などを経て、一橋大学名誉教授。専攻は日本経済論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載さ

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