孔子 講談社学術文庫

金谷 治

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784061589353
ISBN 10 : 4061589350
フォーマット
出版社
発行年月
1990年08月
日本
追加情報
:
15cm,428p

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • 兵士O さん

    儒教は僕の中では不思議な教えです。史記を読んでいた際に、漢の劉邦が項羽との戦いの最中には儒家の連中のことを小馬鹿にしていて、その帽子に小便をかけていたのに、建国後は秦を寝返って劉邦に仕えるようになった叔孫通という儒者を使って、盛大な皇帝就任凱旋式を行い「俺は皇帝になったんだ」としみじみ述懐するシーンがあり、こんな体系の元を作った孔子ってどんな人物なんだろうと思っていました。金谷先生は孔子のことを温かく好意的に書いていますが、現実的に押さえるべき点もきっちりしています。なぜ支配階層の教えになったのか、とか。

  • お茶 さん

    「中国の歴史をふりかえって思うことは、この国はやはり政治優位の国だということである。哲学も宗教も芸術も、それぞれの領域をまったく持たなかったというのではないけれども、強い政治力に従属するのがふつうであった」加地伸行も、西洋哲学では物事が何であるかは精緻に分析できるけど、東洋思想みたいにどう行動すべきか、は教えてくれないみたいな事をどっかで書いていた。日本の政治家も高島嘉右衛門みたいなお抱えの易者を持っているらしいし、サラリーマンでも論語を読む。どう生きるべきか分かり易く教えてくれる、孔子入門に最適でした

  • RK59320 さん

    論語が書かれた春秋時代がどんな時代だったのかがわかれば、一つひとつのメッセージが、誰に向けて、何を伝えたかったのかを思いながら、より深く読みこむ事が出来る。本書は、メッセージを掴む為のヒントになる、時代背景、言葉の意味、孔子の生涯等がわかり易く解説されている。一つのメッセージから、いろいろな意味合いを読み取れるように論語を更に深く読み込むための参考にしたい。

  • 荒野の狼 さん

    孔子の思想と歴史的な生涯を書いた最も重要な資料は論語と史記とされています。多くの思想家・宗教家を理解するには原典をあたるのが往々にして一番ですが、こと孔子にいたっては論語は系統立てて書かれておらず、しかも短い句に深い意味がこめられており、解説なしには難解です。また、史記も伝説が含まれていることは知られています。一方、孟子や荀子にも孔子の理解に不可欠な一級資料があります。本書は、そうした諸本に熟知した筆者が、歴史的孔子像と後世になって作られた孔子像をあきらかにしていきます。

  • 北六 さん

    孔子は支配・被支配階級の存在には疑義を挟まず,礼を重んじていかによく生きるか,いかに国を治めるかを語る.礼とは,対人関係を円滑にするための,伝統に裏打ちされた行動様式の結晶.論語は宗教でも哲学でもなく,純粋によく生きるための実践書.

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

金谷 治

1920年、三重県生まれ。東北帝国大学法文学部支那哲学科卒業。文学博士。東北大学名誉教授、追手門学院大学名誉教授、日本学士院会員。2003年、勲二等瑞宝章受章。著書多数。2006年、逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

プロフィール詳細へ

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品