老い方、死に方 PHP新書

養老孟司

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784569855288
ISBN 10 : 4569855288
フォーマット
出版社
発行年月
2023年08月
日本
追加情報
:
224p;18

内容詳細

自我を「できるだけ広げてしまう」生き方とは。入院や愛猫の死を経験した養老孟司氏が、改めて「老い」と死を見つめる。新たなタイプのアンチエイジング薬の開発、人気エッセイストによる認知症の介護の実体験、生活保護費から見えてくる老後の生活の真実、自己を開くことが死の「練習」になる…。幸福な老後を過ごすための、大切な知恵が詰まった一冊。

目次 : 第1章 自己を広げる練習 南直哉×養老孟司(恐山の禅僧から見た「養老孟司」という存在/ 幼少期、少年期に直面した死と生 ほか)/ 第2章 ヒトはなぜ老いるのか 小林武彦×養老孟司(生物には「老いて死ぬシステム」がある/ 寿命の壁 ほか)/ 第3章 高齢化社会の生き方は地方に学べ 藻谷浩介×養老孟司(都市は触覚を軽視している/ 里山資本主義こそ本来の資本主義 ほか)/ 第4章 介護社会を明るく生きる 阿川佐和子×養老孟司(八十代は、クリエイティブな世界を切り開いていった世代/ 父の口癖「戦後教育が日本をダメにした」 ほか)

【著者紹介】
養老孟司 : 1937年、鎌倉市生まれ。東京大学医学部卒業後、解剖学教室に入る。95年、東京大学医学部教授を退官し、同大学名誉教授に。89年、『からだの見方』(筑摩書房)でサントリー学芸賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • rokubrain さん

    養老先生が4人の各分野での識者たちとの対談を通して、この問題の見方や考え方を探っていく内容。対談を通じて、様々な気づきや学びがあった。 リベラルで思想的に「執着」がなさそうな養老先生だからこそ、テーマの本質に迫られていると感じた。 ひと言でいうと、「老いと死」は、自我をなくし、”自然”に溶け込んでいく過程をイメージすると分かりやすいと思った。

  • スリカータ さん

    養老孟司先生の対談本。どの対談相手も興味深い内容で引き込まれて読んだ。九相図巻を初めて見たが、若い女性が死んで朽ちるまでを段階的に描いたもので、絵本作家・近藤薫美子さんの「のにっき」の人間版の様。衝撃的で見入ってしまったが、解剖学はこれが日常なのだから、達観するのも当然だ。養老さんが愛猫まるを亡くした話を、阿川佐和子さんが引き出していた。養老先生は泣かないと仰ったけど、寂しさはふとした日常に訪れるもの。おひとりで寂しさと向き合っているのだろう。

  • Melody_Nelson さん

    対談相手が全て良い!宗教・哲学、生物学的な視点からの「生と死」、里山資本主義からの「高齢者」、実際に高齢者と過ごした阿川さんの経験など、サラッと読めつつ、なるほどねーと思う。藻谷さんの地方に関するデータや知見がとても面白い。が、個人的には、認知症になったお母様についての阿川さんの話がグッときた。否定しないのは大事なんだな。尊厳は大事。

  • Asakura Arata さん

    自分を外に広げていくという、死への向かっての準備は、瞑想箱庭療法の環融体験に似ている。そうか、瞑想箱庭療法は、死への準備の方法として位置付けることもできそうだ。

  • ジン さん

    老いること、死ぬことを考えるのは生きることを考えることと同じだと思う。なので定期的に死生観?をテーマにした本が読みたくなる。 資本がカネではないというのが興味深かった。

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人物・団体紹介

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養老孟司

1937年生まれ。東京大学名誉教授、医学博士、解剖学者。東京大学退官後、北里大学教授、大正大学客員教授を歴任。京都国際マンガミュージアム名誉館長。1989年、『からだの見方』(筑摩書房)でサントリー学芸賞、2003年、『バカの壁』(新潮社)で毎日出版文化賞特別賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された

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