五つの時計 創元推理文庫

鮎川哲也

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784488403010
ISBN 10 : 4488403018
フォーマット
出版社
発行年月
1999年02月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
北村薫 ,  
追加情報
:
15cm,572p

ユーザーレビュー

総合評価

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • W-G さん

    相当面白い短編集。傑作選だけあって個々の作品のアベレージが高い。鬼貫物と星影物が交互に並ぶ構成も良く、短編集にしては分厚い部類にも関わらず、飽きも感じない。トリック自体は、無理筋なものや陳腐なものも混じっているのはたしか。表題作『五つの時計』も、充実した仕掛けで魅力的ではあるが、実際はあり得ない。ただ、そういうのも含めて、脳の運動としてゲーム感覚で楽しみましょう、というリラックスした作風と筆致。まさにパズラー。『白い密室』と『薔薇荘殺人事件』、あとは『不完全犯罪』なども割りと好きだった。

  • KAZOO さん

    10の短編が収められています。一つ一つに乱歩の解説が掲載されています。最近の若い人が読むと時代性を感じさせて違和感を覚えるでしょうが、私の年代にとっては本格的な推理小説だと感じます。どれも水準以上で楽しい限りです。

  • geshi さん

    名作ぞろいの純正の本格推理小説。短編の中にトリックとそれを支えるアイデアそしてフェアに伏線が張られる、どれも見事な作品ばかり。特に表題作は安易なアリバイトリックにも関わらず、半分を謎解きシーンで読者を煙に巻いてしまうマジックのような手口。『白い密室』はシンプルな逆転とそれを補助する語りの妙。『道化師の檻』は不可能性が強固になった末に次元を一つ上げる発想。『薔薇荘殺人事件』は大きな仕掛けには気づいても細かなWHYからのロジックの組み上げには気付けない犯人当ての正道。

  • 本木英朗 さん

    巨匠・鮎川哲也の短篇傑作選1巻である。過「五つの時計」をはじめ、「白い密室」や「薔薇荘殺人事件」、「不完全犯罪」など10編を収録している。いやー、さすが鮎川先生である。俺は2002年に一度だけ読んだっきりだったので、今回で2回目であるが全部やられてしまったよ、うん。これはもう、«日本のクイーン»とか«日本のカー»ではなくて鮎川本人が出てくるってことだろう。満足であった。いやいや、よかったねえ。次は引き続き2巻だけれど、それまでに他の作家に入るかねえ。

  • ヨーコ・オクダ さん

    いやぁ、コレお得な本よね。鮎川センセの作品が10本も読めて、それぞれ乱歩センセの紹介文がついてて、巻末には有栖川センセ、北村センセ、山口センセの談話が載ってて…。鬼貫警部、探偵・星影、小説家・鮎川がそれぞれのストーリーの世界へ引っ張っていってくれる。ホンマに「傑作集」なのでお気に入りの作品を挙げるのが大変なんやけど、「白い密室」「道化師の檻」「薔薇荘殺人事件」がより印象深かったかな。「薔薇荘〜」の解決編を担当した花森氏は、若干鮎川センセをディスってるような…?アレはあんまり好きやないな〜。

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人物・団体紹介

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鮎川哲也

1919年東京生まれ。南満洲鉄道勤務の父に伴い少年時代を大連で過ごす。’43年「婦人画報」の朗読文学募集に佐々木淳子の筆名で書いた掌編「ポロさん」が入選。’49年「宝石」百万円懸賞コンクールに本名(中川透)で応募した『ペトロフ事件』が一等入選。’56年には講談社の「書下し長篇探偵小説全集」の13巻募

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