Trio E.T.A.: Haydn, Roman Pawollek, Smetana

ピアノ三重奏曲集〜ハイドン、スメタナ、パヴォレク

ピアノ三重奏好きにはぜひとも耳を傾けてほしいCD。「GENUIN」恒例のドイツ音楽コンクールの受賞者（このコンクールは複数受賞） によるCDで、2021年の受賞者のひとつ「トリオE.T.A.」のデビューCD。若いドイツの奏者3人による三重奏団は、E.T.A.ホフマンにから名前を取っており、この2021年のドイツ音楽コンクールの受賞によって広く知られるようになりました。
　このCDは彼らの実力を知るに打って付けのもの。ハイドンの名曲、ハ長調のピアノ三重奏曲の冒頭の洗練された華やぎのある音色を聴いただけで、彼らがただものではないことはすぐ分かります。第2楽章の落ち着いた愉悦、第3楽章の疾走しながらも一切雑にならずに常に新鮮な音楽も素晴らしいところ。スメタナのト短調の三重奏曲では一転して集中力の高い強い掘り込みにグイグイ引き込まれる。そしてその間にロマン・パヴォレク[1971-]の2006年の作を置く意欲。彼らは確実に21世紀の第2四半世紀の名ピアノ三重奏団になることでしょう。（輸入元情報）

【収録情報】
● ハイドン：ピアノ三重奏曲ハ長調 Hob.XV:27
● パヴォレク：ピアノ三重奏曲
● スメタナ：ピアノ三重奏曲ト短調 Op.15

　トリオE.T.A.
　　エレネ・マイパリアニ（ヴァイオリン）
　　ティル・シュラー（チェロ）
　　ティル・ホフマン（ピアノ）

　録音時期：2022年4月5-8日
　録音場所：フランクフルト・アム・マイン
　録音方式：ステレオ（デジタル）