CD

『アメリカの眺望〜レフラー、ラッグルズ、ハンソン、カウエル』 ロバート・トレヴィーノ&バスク国立管弦楽団(日本語解説付)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
NYCX10245
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
日本
フォーマット
:
CD

商品説明


日本語解説付き
トレヴィーノ&バスク国立管弦楽団/アメリカの眺望


ロバート・トレヴィーノとバスク国立管弦楽団による2枚目のアルバムは、19世紀から20世紀にかけて活躍した4人のアメリカ人作曲家の作品集。アメリカ生まれのトレヴィーノはこのCDの原盤解説(英語)の中で「ガーシュウィン、コープランド、バーンスタインだけがアメリカ音楽ではない」「多様な文化的背景を持った個人が相互に感化し、影響し、結びつきながら大きな理想を追求してゆくことがアメリカ的」と語り、作風の異なる4人の作曲家を通して、見過ごされがちなアメリカ音楽の側面を伝えます。
 チャールズ・マーティン・レフラー[1861-1935]はベルリンに生まれ、欧州を転々とした後に1882年に渡米し、ボストン交響楽団のヴァイオリン奏者としても活躍しました。「アルザスの作曲家」と自称し、その作風はフランス印象派の流れを感じさせます。メーテルリンクの人形芝居に想を得た『ティンタジールの死』は26分ほどの堂々たる交響詩で、レフラーが好んだヴィオラ・ダモーレが活躍します。評論家のティム・ペイジはこの作品を「リムスキー=コルサコフの『シェエラザード』をフォーレがオーケストレーションし直したものと思えばイメージがつかめるだろう」と評しています。
 「無調の人」として知られるカール・ラッグルズ[1876-1971]は、生前は作曲よりも絵を描くことを好んだというエピソードがあります。残された音楽作品は極端に少ないながら、その厳格で突き詰めた作曲技法は近年再評価されています。『エヴォケーション』は4楽章で10分ほどの曲。ラッグルズの特徴である緻密な管弦楽法が示されています。
 3人目は保守的な新ロマン主義音楽の作曲家ハワード・ハンソン[1896-1981]。『夜明け前』は彼の若き日の作品で、今回が世界初録音となります。7分弱の短い曲ですが、リヒャルト・シュトラウスを思わせる壮大な響きで雄大な自然が感じさせます。
 ヘンリー・カウエル[1897-1965]はトーン・クラスターなど実験音楽で知られる人。その先進的な作風は後続世代に大きな影響を与えました。演奏時間20分ほどの『オーケストラのための変奏曲』は後期の作品。実験的な要素は影をひそめているものの、サックスの美しい響きや、ピアノやパーカッションの活躍など、次々と変化する情景が見事です。
 国内仕様盤には谷口昭弘氏による日本語解説が付属します。(輸入元情報)

【収録情報】
1. レフラー:ティンタジレスの死 Op.6(1897)
2. ラッグルズ:エヴォケーション(1943)(管弦楽版)
3. ハンソン:夜明け前 Op.17(1920)
4. カウエル:オーケストラのための変奏曲(1956)


 デルフィーヌ・デュピュイ(ヴィオラ・ダモーレ:1)
 バスク国立管弦楽団
 ロバート・トレヴィーノ(指揮)

 録音時期:2020年9月15-19日
 録音場所:スペイン、Miramon, Donostia-San Sebastian
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
 世界初録音(3)

 輸入盤国内仕様(日本語解説付き)
 日本語解説:谷口昭弘

内容詳細

トレヴィーノ指揮、バスク国立管による、4人のアメリカ人作品を取り上げたアルバム。レフラーやラッグルズなどあえて有名どころではなく、多様なバックボーンと作風を持つ作曲家に焦点を当てて、新たな“アメリカ”を魅せる。(CDジャーナル データベースより)

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