CD 輸入盤

天球の音楽〜モーツァルト:交響曲第41番『ジュピター』、アデス:ヴァイオリン協奏曲、他 ニコラス・コロン&オーロラ管弦楽団、ペッカ・クーシスト

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
4838228
組み枚数
:
1
レーベル
:
Dg
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明


世界で最もクリエイティヴなオーケストラのDGデビュー盤!

近年、急激に存在感を増しているオーロラ管弦楽団は、並外れた音楽家により構成された卓越した室内オーケストラであり、非常に高いクオリティで感動的な演奏をするばかりでなく、先駆的で斬新な様々な手法で豊かな音楽体験を提供している世界で最もクリエイティヴなオーケストラ。
 『ミュージック・オブ・スフィアーズ(天球の音楽)』は、惑星の動きが、宇宙の調和(ハーモニー)を生み出すという古代ギリシャの数学的な概念に基づいています。当アルバムのために特別に委嘱されたマックス・リヒターの新作『ジャーニー(CP1919)』は、最初に発見されたパルサー「CP1919」に触発されて作曲されました(注:パルサーはパルス状の可視光線、電波、X線などを発生する天体で、超新星爆発後に残った中性子星と考えられています)。 この作品は、古代ギリシャの天文学者が惑星の軌道を説明するために使用した数学的な比率によって支配されたリズムを使用して、オーロラ管弦楽団が暗譜で演奏することも取り入れて作曲されています。
 オーロラ管弦楽団の首席指揮者ニコラス・コロンは次のように語っています。「2014年、オーロラ管弦楽団は初めて完全な暗譜で交響曲を演奏し、新たな旅に乗り出しました。私と演奏者たちにとってこの経験は忘れられないものでした。音楽と構造をさらに深く理解し、お互いや観客との新しいレヴェルのコミュニケーションを見つけることがでたのです。100回を超える暗譜による演奏を経て、今回、モーツァルトの最後の交響曲、第41番『ジュピター』の暗譜によるスタジオ録音を行えたことにとても興奮しています。モーツァルトが楽譜に書いた音楽を理解するために深く掘り下げ、印刷された楽譜から解放され、このような激しさと喜びに満ちたレコーディング・セッションは経験したことがありません。『ミュージック・オブ・スフィアーズ(天球の音楽)』は、この他4つの非常に対照的な作品を収録しています。最初はマックス・リヒターへの委嘱による新作で、暗譜で演奏する私たちのために書かれました。また、フィンランドのヴァイオリニスト、ペッカ・クーシストはトーマス・アデスの驚異的なヴァイオリン協奏曲の理想的な共演者であり、この機知に富む傑作の全ての輝かしい側面を明らかにしたことも嬉しく思います。カウンターテナーのイェスティン・デイヴィスが、ジョン・ダウランドの美しいリュート歌曲でニコ・ミューリーの現代的なひねりを好演し、デヴィッド・ボウイの『火星の生活』で締めくくられます。」(輸入元情報)

【収録情報】
1. モーツァルト:交響曲第41番ハ長調 K.551『ジュピター』
2. マックス・リヒター: ジャーニー(CP1919)
3. ダウランド/ニコ・ミューリー編:時は立ち止まり
4. アデス:ヴァイオリン協奏曲 Op.24『同心の道』
5. デヴィッド・ボウイ/ジョン・バーバー編:火星の生活


 ペッカ・クーシスト(ヴァイオリン:4)
 イェスティン・デイヴィス(カウンターテナー:3)
 サム・スワロー(ピアノ、ヴォーカル:5)
 オーロラ管弦楽団
 ニコラス・コロン(指揮)

 録音方式:ステレオ(デジタル)

収録曲   

  • 01. Mozart: Symphony No. 41 in C Major, K. 551 "Jupiter" - 1. Allegro vivace
  • 02. Mozart: Symphony No. 41 in C Major, K. 551 "Jupiter" - 2. Andante cantabile
  • 03. Mozart: Symphony No. 41 in C Major, K. 551 "Jupiter" - 3. Menuetto. Allegretto. Trio
  • 04. Mozart: Symphony No. 41 in C Major, K. 551 "Jupiter" - 4. Molto allegro
  • 05. Richter: Journey (CP1919)
  • 06. Dowland: Third Booke of Songs, 1603 - 2. Time Stands Still (Arr. Muhly)
  • 07. Ads: Violin Concerto "Concentric Paths" - 1. Rings
  • 08. Ads: Violin Concerto "Concentric Paths" - 2. Paths
  • 09. Ads: Violin Concerto "Concentric Paths" - 3. Rounds
  • 10. Bowie: Life on Mars? (Arr. Barber)

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新旧、ジャンルを超えた演奏で、若い人達中...

投稿日:2022/10/14 (金)

新旧、ジャンルを超えた演奏で、若い人達中心に注目を集めるロンドンのこのコンビ、DG デビューは、古楽色の強い、活きの良い” ジュピター”で、スタート。決まってる、ミニマルな作品を挟んで、21世紀のイギリスの作品、アデスのヴァイオリン協奏曲は、フィンランドの同じ芯、志を持つこの三者ならではの選択。デヴィッド ポワイに敬意を表しての幕。もうこれ位は、当たり前。に、ならなくちゃ。

Greenboy さん | 兵庫県 | 不明

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「天球の音楽」というタイトルを表すように...

投稿日:2021/03/20 (土)

「天球の音楽」というタイトルを表すようにジャケットに2つの天球があしらわれているが、アルバムは「ジュピター」と「同心軌道」を2つの軸として構成されている。前後半で色調は乖離しているものの、演奏が素晴らしいので全体として楽しめる一枚に仕上がっている。◆ 第1部は「ジュピター」1曲。このアルバム・コンセプトではむしろ凡庸な選曲にも思えるが、この曲にまだこんな可能性があったと感じさせてくれる快演。切れ味よく、同時にチャーミングな味付けも適度に加わっていてとても魅力的。オケが暗譜して臨んだだけあって、コロンの思い描く世界を余すところなく表現している。◆ 第2部は「同心軌道」と小品3曲。リヒターの「ジャーニー CP1919」(CP1919は中性子星の名)は第2部冒頭にふさわしく、静かな反復で音楽が紡がれる曲調はその名の通り遥かな旅の始まりを感じさせてくれる。リヒターの神秘的な響きが美しいダウランド「時は立ち止まり」を経て、アデス「同心軌道」に到る展開がなかなかいい。「同心軌道」は硬質な音に陥らず、繊細に表現された演奏。異色のデヴィッド・ボウイ「火星の生活」(ジョン・バーバー編)はアンコール・ピース的。ボウイに敬意を表するような歌唱で、火星というより、地球に帰還したような安堵感と共にアルバムは閉じられる。

avocado さん | 不明 | 不明

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