Edin Karamazov Pavel Steidl: Mozart, Haydn, Schubert

まるでフォルテピアノのような滋味あふれる
ギター・デュオによるウィーン古典派

18世紀半ばのウィーンはヨーロッパ音楽文化の中心地でしたが、ギター文化も盛り上がり、オリジナル作品が乏しかったゆえ多くの有名作品編曲が現れました。当アルバムは演奏者エディン・カラマーゾフとパベル・シュタイドルが当時の象徴的な3作品の2本のギター用に新編曲。
　ギターはその後タレガやセゴビアの出現により新しく合理的な奏法が開発されたこともあり、ふたりはより効果的な編曲を施しました。ハイドンとモーツァルトはピアノ曲ですが、フォルテピアノのように微妙なニュアンスが絶美。シューベルト作品はもともとの楽器アルペジョ−ネがギターの遺伝子を継いでいるためより「目から鱗」の連続にびっくり。非常な難曲ながらカラマーゾフとシュタイドルは見事な演奏を披露しています。（輸入元情報）

【収録情報】
● ハイドン：ピアノ・ソナタ第49番変ホ長調 Hob.XVI:49
● モーツァルト：幻想曲 ハ短調 K.475
● シューベルト：アルペジョーネ・ソナタ D.821
　すべてカラマーゾフ＆シュタイドル編

　エディン・カラマーゾフ（ギター）
　パヴェル・シュタイドル（ギター）

　録音時期：2022年3月3-5日
　録音場所：イタリア、クレマ、ジャルディーノ・スタジオ
　録音方式：ステレオ（24bit/96kHzデジタル／セッション）
　ディジパック仕様