オールマン兄弟はいくつかのバンドを経て、ブルースを中心に演奏するアワーグラスというバンドでアルバムをリリースしています。契約していていたリバティからポップなアルバムの製作を強要された彼らは、自分たち本来のサウンドを追求したブルースを数曲レコーディングするものの、リバティ側はレコード化を拒否、アワーグラスは1968年に解散することとなります。セカンド・アルバム Power Of Love には当時バッファロー・スプリングフィールドに在籍していたスティーヴン・スティルスとニール・ヤングがライナー・ノーツを寄せるほどの人気を誇っていただけに、リバティの判断について、今となっては疑問を抱いてしまいます。