Futurama (Expanded)

70年代半ばのブリティッシュロックシーンで、グラムを皮切りに、プログレ、ロックンロール、アートロックと、ありとあらゆる要素を取り込みながら孤高の独自世界を築いていったビル・ネルソン率いるビー・バップ・デラックス。

コックニー・レベルとのツアー後にバンドはビル・ネルソンを残して一旦解体となるものの、元ハッケンサックのサイモン・フォックス(ds)、チャールズ・トゥマハイ(b)との新たなトリオ編成で、クイーンで大成功を収めたロイ・トーマス・ベイカーをプロデューサーに迎えて制作された1975年の2ndアルバム『Futurama』が、最新リマスタリングによる2CDのデラックスエディションで復刻。

シングルとなった「Maid In Heaven」や「Sister Seagull」をはじめ、デビューアルバム『Sunburst Finish』の路線を、名士ロイ・トーマス・ベイカー十八番の多重録音を使いながら、彼ら独特のポップセンスが随所に光るモダンブギーな方向へと推し進めた1枚。ビル・ネルソンのギターも絶好調。

オリジナルマスターテープからの最新リマスタリング(CD1)、ニューステレオミックス(CD2)に加えて、「Music In Dreamland (Phonogram Studios Version)」「Between The Worlds (Alternate Single Version)」などのレアな別テイク／ヴァージョンを収録。