最初に言うならば、歌下手キンキン声が無理な人にはお薦めできませんw AKBのようにばっちり処理された完成系ではなくMCZを未修正にしてバラバラにしたVOXです。 とはいえ。それがBiSにハマるきっかけだったんですけど私は… ヘタウマからくる圧倒的絶望感が、卓越された楽曲と見事に融合…track11「IDOL」は久しぶりに心の底から感情を揺さぶられる強烈なメロディワーク… アイドルイズデッドと言うくらいなので、このアルバムはアイドルという視点から聞く必要の無い一枚。 熱いメロディを求めるならお薦め。

メジャー・デビューを記念したライヴ映像を、そのラインナップでのラスト・シングルのカップリングＤＶＤで観ると言うのも、考えてみればちょっと複雑だけど、そんな感慨は別にしても、アンコールを含めて全19曲、約84分のボリュームで、これから彼女たちを聴きはじめる人にはベスト・アルバム的な選曲も楽しめるはず。

BisのＣＤを買ったのは今回が初めて。ＦＭラジオで「Primal」（名曲！）を聴いてさっそく購入。そのメタルとパンクが融合したサウンドに初期のウルトラヴォックスを連想した。リード・シンガーのジョン・フォックスは「機械になりたい！」と歌ったけれど、彼女たちの押し出しのない、その意味で個性の希薄な歌は、そんなサウンドによく合っている。その意味で、まったく「アイドル」らしくはないけれど、ぜったいに「アイドル」からしか生まれない音楽。映画盤を買ったのに怖くてまだ見れてないw　それでもＤＶＤのライヴ映像は意外にカメラというか映像処理が良くてちょっと得した気分。

なんか今までにないくらい最高な歌だし、メンバーの４人の個性がすごいからもっとTVとかでみたい(≧ε≦)