Black Sabbath
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Black Sabbath (ブラック・サバス) プロフィール

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’98年オジー・オズボーン加入サバス再結成のアルバム・リリースに狂喜したファンも多いことでしょう。そうした背景には、’90年代に入り、あのニルヴァーナが全盛期のブラック・サバスに大きな影響を受けているというので聴いてみよう、というロック・ファンが急増したことが挙げられ、また昨今のヘヴィ・ロックの隆盛とオズフェストなどの大規模な盛り上がりも重要な出来事でした。こう見ると’90年代は正にオリジナル・サバス再評価の時代だったとも言えます。

英国ロック界に”黒魔術”ブームが起こったのは’60年代後期~’70年代初期のことだった。一般に知られるところではレッド・ツェッペリンジミー・ペイジローリング・ストーンズなどが有名だが、このブラック・サバスも強烈に黒魔術風のイメージを纏ったグループだった。

バンドは’67年イギリスのバーミンガムで結成。当初は”Earth"というバンド名で音楽性もジャズ・ロック風のものだった。メンバーはトニー・アイオミ(g.)、ジョン・オジー・オズボーン(vo.)、テリー”ギーザー”バトラー(b.)、ビル・ワード(ds.)の4人。しばらくはヨーロッパ・ツアーやドキュメンタリー・フィルムの制作などアンダーグラウンドな活動を続け、その間トニー・アイオミがジェスロ・タルに参加したりなどしていたが’69年にブラック・サバスと改名し、独特のサバス・サウンドとも言うべきヘヴィ・メタルの元祖的サウンドに移行した。

’70年2月13日金曜日に、たった2日で録られたというデビュー・アルバム 黒い安息日(Black Sabbath)を発表。そのダークでヘヴィなサウンドは当時のロック・ファンにかなりの衝撃を与え、また好セールスも記録した。同年9月2nd パラノイド発表。アメリカン・ツアーの成功もあって大ヒット作となった。勢いづいたバンドは’71年マスター・オブ・リアリティをリリース。前作、前々作辺りからするとやや変化が見られるサウンドを悪く指摘するファンも見られたが、予約段階でゴールド・ディスクという大ヒット作になった。この時点でブラック・サバスはゼップ、パープルと並ぶ人気ブリティッシュ・ハード・ロック・バンドになっていた。’72年最高傑作との声も高いブラック・サバスVol.4発表。前作で提示した新たな方向性を煮詰めたような作品だ。

’73年リリース 血まみれの安息日(Sabbath Bloody Sabbath) 。これはイエスのリック・ウェイクマンをゲスト・キーボードに迎えたユニークな作品だった。そしてブラック・サバスの人気は衰えずこの後の大規模なアメリカン・ツアーも大成功に終わった。’75年、6枚目の作品サボタージュをリリース。マディソン・スクエア・ガーデン公演、ベスト盤リリースと、人気を保ったが、高度なアレンジなどが全面に出たここでのサウンドは、やはりハードなサウンドを求めるファンからは敬遠されたようだ。また’76年テクニカル・エクスタシーではその辺がモロに出てしまい、ストリングスなどが目立つ音作りは、ファンが抱くブラック・サバスのイメージとはかけ離れていた。

ここでバンド内のゴタゴタ、’77年オジー1度目の脱退が起こり、とうとう低迷期を迎えてしまう。’78年になるとオジーが復帰するが、結成10周年ツアーも今一つに終わり、同年ネヴァー・セイ・ダイをリリースするもこちらも成功せずだった。

’79年、オジー、ギーザーが脱退。残された2人はヴォーカルに元エルフレインボーのロニー・ジェイムス・ディオを迎え入れ生き残りをはかる。ギーザーが’80年に復帰するとバンドは9作目ヘヴン・アンド・ヘルをリリースした。これが久々のヒットになり、ブラック・サバスは前線復帰を果たす。ビル・ワード脱退、ヴィニー・アップス加入の翌年、’81年には 悪魔の掟(Mob Rules)を発表。この頃、バンドの人間関係はまたもや軋みはじめ、ロニーとヴィニーが脱退。2人は後にディオを結成する。

’83年 ライヴ・イーヴル発表後に彼らはイアン・ギラン獲得。同年 悪魔の落とし子(Born Again)をリリースする。ところがイアンはディープ・パープル再結成の為に脱退してしまうのだった。’85年のライヴ・エイドにはオリジナル・ブラック・サバスで出演。

この後から’90年頃まではトニー・アイオミのソロ・プロジェクトとしてメンバーが流動的なまま、ブラック・サバスは活動を続ける。この時期の作品は’86年 セヴンス・スター、’87年エターナル・アイドル、’89年ヘッドレス・クロス、’90年ティール。’92年発表のディヒューマナイザーではロニー・ジェイムス・ディオ、ヴィニー・アピス、ギーザー・バトラー、ジェフ・ニコルスらを交えた編成で復活。この後オジー復帰でオリジナル・サバス復活の話もあったが、幻に終わる。

トニーはギーザーと新しいサバスで活動していくことになり、’94年にクロス・パーパシスを発表する。またその後ギーザーの脱退があったが、コージー・パウエルらを加え’95年にはフォービドゥンを発表している。ここではアイス・Tが参加して話題を呼んだ。

そして90年代後半、冒頭で触れたように復活ツアーとその模様を収めたリユニオンの発表で、ブラック・サバスはここ数年来ないほどの注目を一身に集めることとなった。

Ozzy Osbourne
ソロでも大成功を収めたオジー・オズボーン。人気作月に吠えるは’83年のヒット作で、黒魔術的なイメージを盛り込んだヴィデオ・クリップなども使い人気を呼んだ。

Grunge And Metal
本文冒頭で触れた”グランジ”に見るブラック・サバスの影響はさまざまなバンドに見られるが、代表的なのはやはりニルヴァーナブラック・サバスのリフに、ビートルズのメロディ、セックス・ピストルズのマインドを持つなどとも言われた。また独自の姿勢でメタル・サウンドをつく進むメタリカはカヴァー集ガレージ・インクでサバスの曲を披露。広い意味で影響の大きさが窺えるサウンドを持つ。

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