「プラハの春音楽祭」委嘱作品を集めた
ブルー・エディション・シリーズ、スタート!
1946年に第1回が開催され、現在に至るまで政治的困難を乗り越え、毎年春にチェコのプラハで開催される「プラハの春音楽祭」。「RADIO SERVIS」レーベルでは音楽祭を彩った歴史的録音を集めた「ゴールド・エディション・シリーズ」をリリースしていますが、この度音楽祭が委嘱して音楽祭で初演された作品を収録した「ブルー・エディション・シリーズ」を開始しました。第1弾の本作は、2018年から2020年にかけて音楽祭が委嘱・初演した4人の作曲家の作品を収録しています。
オーストリア=チェコの作曲家シモン・ヴォセチェクの作品。ギリシア神話に登場する眠りの神ヒプノスをタイトルにした室内オーケストラのための『夜の間奏曲』。電子音響も用いた作曲を行っているヤクブ・ラタイの『エーテル』。弦楽四重奏、テルミン、オーボエ、ピアノという編成で、天上界を構成する第五元素がエーテルを表現しています。現代音楽のスペシャリスト集団としてグローバルに活躍するクラングフォルム・ウィーンによる演奏のルボシュ・ムルクヴィチュカ作曲の18人の奏者と21の楽器のための作品。そして2020年パンデミックの最中にオンラインで行われたヤン・リアント・ドジーザルの作品など、第一線で活躍する現代チェコの作曲家たちの意欲的な作品が収録されています。(輸入元情報)
【収録情報】
● シモン・ヴォセチェク[1978-]:ヒプノス - 夜の間奏曲〜室内オーケストラのための
プラハ・フィルハーモニア
ベン・グラスバーグ(指揮)
録音:2018年5月11日 ルドルフィヌム、ドヴォルザーク・ホール(ライヴ)
● ヤクブ・ラタイ[1984-]:エーテル〜テルミン、オーボエ、ピアノと弦楽四重奏のための
ベネヴィッツ四重奏団
カロリーナ・アイク(テルミン)
アルシュビェタ・ヤンボロヴァー(オーボエ)
カレル・コシャーレク(ピアノ)
録音:2019年5月24日 ルドルフィヌム、ドヴォルザーク・ホール(ライヴ)
● ルボシュ・ムルクヴィチュカ[1978-]:大編成のためのアンサンブル (Part D, 4. dil)〜18人の奏者と21の楽器のための
クラングフォルム・ウィーン
バス・ウィーヘルス(指揮)
録音時期:2018年5月21日 ルドルフィヌム、ドヴォルザーク・ホール(ライヴ)
● ヤン・リアント・ドジーザル[1986-]:Zbesilost v srdci〜室内オーケストラのための
ブルノ・コンテンポラリー・オーケストラ
パヴェル・シュナイドル(指揮)
録音:2020年5月20日 ブルノ、ヤナーチェク劇場(ライヴ)