Cream

Cream (クリーム) プロフィール

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僅か2年あまりの活動歴にもかかわらず、伝説となったスーパー・トリオ、クリームエリック・クラプトンジャック・ブルースジンジャー・ベイカーの3人が、バトルとも表現されるアドリブを繰り広げる斬新なスタイルが多くのファンを魅了しました。

ヤードバーズジョン・メイオール&ブルース・ブレイカーズと活動していたエリック・クラプトンは、その存在感溢れるギター・プレイから既に人気プレイヤーとなっていました。そのブルース・ブレイカーズでのライヴ・ステージをある男が見ていました。ジンジャー・ベイカーです。16歳でドラムを習得し、多くのジャズ・バンドを渡り歩いていたそうです。そして彼はクラプトンクリームの構想の話を持ちかけたといいます。お互いにバンドに不満を持っていた彼らは意気投合し(ジンジャーは既に脱退していました。)、ベースにはジンジャーがかつてグレアム・ボンド・オーガニゼーションでともに演奏していたジャック・ブルースが選ばれ、こうして3人はクリームとなりました。1966年6月のことです。

1966年7月3日、ウィンザー第6回ナショナル・ジャズ&ブルース・フェスティバルで、クリームは衝撃的なデビューを飾ります。ドラム・セットを囲むようにセット・アップされる4台の3段積みマーシャル・・・ステージ上は、やはりこのような風景だったのでしょうか。そのアドリブを主体とした大音響のパフォーマンスは、観客の度肝を抜くものであったと言われています。

1966年10月、デビュー・シングル”包装紙”をリリース。この楽曲は衝撃のライヴのイメージからは程遠い、不思議にポップな作風でした。同年12月に発売された”アイ・フィール・フリー”も同様の路線です。しかし、デビュー・アルバム フレッシュ・クリーム  では彼らの本質を生かしたブルージーな楽曲を聴くことができます。

1967年に発表された カラフル・クリーム 。時代を反映したサイケデリック調のジャケットが印象的です。サウンドにもその傾向が現れていました。エリック・クラプトンの当時の使用ギター、SGが例のサイケデリック・ペイントにされたのもこの頃です。このアルバムは、全英最高位第5位/全米最高位第4位というビッグ・セラーを記録しました。彼らの代表曲のひとつ”サンシャイン・オブ・ユア・ラヴ”は、このアルバムに収録されています。

1968年、クリームの素晴らしき世界がリリースされます。このアルバムは、1枚目がスタジオ盤、2枚目がフィルモアでのライヴを収録したゴージャスな内容でした。クラプトンの代表曲とも言える”クロスロード”(ロバート・ジョンソンのカヴァー)や、16分にも及ぶインプロビゼーション・プレイが話題となった”スプーンフル”などを収録したライヴがよく語られていますが、”ホワイト・ルーム”などを収録したスタジオ盤も魅力的な内容です。どちらもクリームの本領発揮といったところでしょうか。ちなみに日本では、当初この2枚が別々に販売されていたというエピソードが残っています。

しかし1968年、音楽性の不一致、フロントマン3人といえるメンバー間でのぶつかり合いなどから、クリームは解散を決意しました。高まりすぎた緊張感・・・彼ららしいと思います。1968年11月26日、ロイヤル・アルバート・ホールでのステージを最後に活動を停止しました。その後、グッバイ・クリーム(1969年)、クリーム・ベスト(1969年)、ライヴ・クリーム(1970年)、ライヴ・クリーム Vol.2(1972年)などがリリースされました。

ハード・ブルース・ロック。そこにジャズの要素を取り入れたようなクリームのサウンドは、ロック界に大きな影響を及ぼすこととなりました。そんな彼らは1993年、“ロックン・ロール・ホール・オブ・フェイム”においてロックの殿堂入りが決定、その式典では伝説の3人がクリームとしての演奏を見せてくれました。

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