SACD

Moon River

Don Friedman (ドン・フリードマン)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
VRCL18837
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
日本
フォーマット
:
SACD
その他
:
スタジオレコーディング, ハイブリッド

商品説明

名盤『Circle Waltz』の一人歩きが、ドン・フリードマンと言うピアニストを見誤らさせたといったら言いすぎだろうか。
ビル・エヴァンスの影響下から出発したピアニストは数えきれない。フリードマンがもっとも如実に受け継いだのは、沈潜する静けさとシンコペートする右手の動き、そして、ビバップの伝統をその体内に埋め込んで決して表面化させない演奏だろう。
 そうした意味で本作は、ソロ・ピアノであることを忘れさせてくれる。流れの中に珠玉のメロディを埋め込み、さらに次の流れを形作っていく手法。
 高音部でのリリカルで胸を締め付けるフレーズ、音楽の底流部分を形作る左手。
2曲目。フリードマンのオリジナルにこそ彼の表現の真骨頂が凝集されている。この曲一曲で聴きたくなるアルバム。

近年の演奏がどちらかといえば、ハードバップ路線に傾いていたことを考えると、本作の持つ繊細でリリカルな世界は、「ニュー・フリードマン」といっても良いくらいだ。Aと並んで、愛妻マリリンに捧げたIがオリジナル作品。NY大学での後進の指導というポジションがフリードマンに新たなる意欲と安定した精神状態をもたらしたのか、イタリアのレーベルへの作品など90年代に比べて演奏が安定感を増しており、71歳を迎えたフリードマンの今後はさらに期待できる。

Don Friedman (p-solo) Recorde In Tokyo, on September 8th

<以下メーカー資料>

ドン・フリードマンにはトリオ名義で発表しているアルバムが多いが、その内省的で叙情的な演奏からソロ・ピアノでじっくりと聴きたいと願うファンも多い。事実、今までに8枚ほどのソロ・ピアノ作品が発表されている(ライヴ録音含む)。

今回、ソロ作品を録音するにあたり選定したスタンダードはNYを連想させる楽曲が中心。自分の内面と対峙しながら音楽を創り上げるソロ・ピアノは、ある意味とても自由度が高く、ある意味とても難しい挑戦でもある。

「都会の叙情派詩人」が奏でるピアノの美しい旋律に身をゆだねる・・・演奏内容のクォリティの高さ、確かなテクニックに裏打ちされているからこそ可能なのだが、<音楽>の基本的な楽しみ方を再認識させてくれる必聴盤である。

内容詳細

フリードマンが愛する街、NYにちなんだスタンダードを中心にした選曲で、ソロ・ピアノ作。それぞれの曲の美質を紡ぎだすかのようにじっくりと曲に向き合い、弾き込んでいて、その曲に内在する人間ドラマも時に浮き彫りになる。陰影に富んだ、味わい深い演奏。(敏)(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

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