CD 輸入盤

『ソロ〜無伴奏フルート作品集〜テレマン、武満 徹、オネゲル、カルク=エーレルト、ヴィトマン、ヴァレーズ、ベリオ、他』 エマニュエル・パユ(2CD)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
9029570175
組み枚数
:
2
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明


フルート1本で描かれる、豊潤な音のタペストリー
エマニュエル・パユ渾身のソロ・アルバム


ヴァイオリンやピアノとは違い、単旋律のメロディ・ラインで勝負するフルート1本で色彩豊かな音の世界を展開する、エマニュエル・パユ。2017年11月の来日公演でもこのようなフルート1本だけのソロ・コンサートを1回開催。休憩なし70分1本勝負のすさまじいパフォーマンスで、満員の聴衆の喝采をさらったことは記憶に新しいところです。
 2枚組のこのアルバムの中核をなすのは、ドイツ・バロックの代表的作曲家テレマンによる『無伴奏フルートのための幻想曲』全12曲。これをちりばめつつ、テレマンと同時代のマラン・マレ、そして19世紀のカルク=エーレルト、20世紀のオネゲル、武満を経て、パユ自身がその初演を受け持ったピンチャーやヴィトマンらの作品を含めた全27曲を録音。フルートの可能性を示唆する各曲に真っ向から対峙するパユの演奏家としての真髄が、ぎっしりと詰まった渾身のアルバム。(輸入元情報)

【収録情報】
Disc1

● 武満 徹:エア (1995)
● テレマン:無伴奏フルートのための幻想曲第1番イ長調
● カルク=エーレルト:ソナタ・アパッショナータ 嬰ヘ短調 Op.140
● テレマン:無伴奏フルートのための幻想曲第2番イ短調
● ヴィトマン:小組曲(2016)(I.アルマンド/II.ラメント/III.サラバンド)
● テレマン:無伴奏フルートのための幻想曲第3番ロ短調
● 武満 徹:声(ヴォイス) (1971)
● テレマン:無伴奏フルートのための幻想曲第4番変ロ長調
● ヘルプス:セカンド・ソーツ
● テレマン:無伴奏フルートのための幻想曲第5番ハ長調
● オネゲル:牡山羊の踊り H.39
● テレマン:無伴奏フルートのための幻想曲第6番ニ短調
● ピンチャー:beyond (a system of passing) (2013)

Disc2
● フェル―:3つの小品〜I.恋にとらわれた羊飼い
● テレマン:無伴奏フルートのための幻想曲第7番ニ長調
● フェル―:3つの小品〜II.翡翠
● テレマン:無伴奏フルートのための幻想曲第8番ホ短調
● ニールセン:子供たちは遊んでいる(劇音楽「母」より)
● テレマン:無伴奏フルートのための幻想曲第9番ホ長調
● フェル―:3つの小品〜III.端陽(端午の節句)
● テレマン:無伴奏フルートのための幻想曲第10番嬰ヘ短調
● ベリオ:セクエンツァI
● テレマン:無伴奏フルートのための幻想曲第11番ト長調
● ペルト:エストレントラー
● テレマン:無伴奏フルートのための幻想曲第12番ト短調
● ヴァレーズ:デンシティ21.5
● マレ:スペインのフォリア

 エマニュエル・パユ(フルート)

 録音時期:2017年4月5-7,11-14日
 録音場所:バーデン=バーデン、南西ドイツ放送、ハンス・ロスバウト・スタジオ
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

ユーザーレビュー

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フルートソロだけでCD2枚、最後まで聞け...

投稿日:2021/07/26 (月)

フルートソロだけでCD2枚、最後まで聞けるか不安だったが問題なし。自然と引き込まれてっしまう。パユ恐るべし、テレマンの曲を交互に配置した配列も面白い。

ruri さん | 東京都 | 不明

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現代を代表するフルート奏者であるエマニエ...

投稿日:2018/12/24 (月)

現代を代表するフルート奏者であるエマニエル・パユによる無伴奏フルート曲集。2枚組だが、それぞれ74分と72分強の長時間録音となっており、見た目以上にぎっしりつまっている。大変よく練られた作品構成となっており、武満徹の”Air”を皮切りに、現代曲と古典作品が交互に登場し、他の楽器の音は一切登場しないフルートだけの研ぎ澄まされた音の世界が繰り広げられる個性的なアルバムになっている。録音も優秀である。ちなみに、個人的な思い出になるが、東京オペラシティでこのパユの無伴奏ソロのコンサートに足を運んだことがある。簡素な服装で、譜面台さえ置かず、足元にミネラルウォータのペットボトル一本を置いただけの姿でステージに現れたパユは、一筋のスポットライトに照らされながら高い集中力を保って安定した技量を駆使し、見事なプロフェッショナリズムに支えられた芸術性あふれる完ぺきな演奏をライブで披露したが、その世界をスタジオ録音としてアルバムとしてまとめたのがこれになる。

saitaman さん | 埼玉県 | 不明

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 フルート一本で世界をまたにかけた演奏活...

投稿日:2018/09/23 (日)

 フルート一本で世界をまたにかけた演奏活動を行うE.パユが、古今東西の曲を通じて縦横無尽に音楽世界を旅するディスク。テレマンの幻想曲と時代も国も異なる作品をちりばめて単調さを回避しつつ、「旅の同乗者」として私たちをいざなってくれている。      一番気に入ったのは、演奏の音の録り方(演奏の仕方?)。フルートソロでずっと聴き続けるのは正直いっていくぶん退屈になってしまっていたたちだったがこれは違った。  (私個人としては)キレイなフルートの音もずっとソロで聴き続けると食傷気味になってしまうのだが、パユの奏する当盤では「息」を使って奏することを意識させてくれる録り方が目立つ。フルートという無機質の楽器に息吹を吹き込み、指でキーを押さえる音までくっきり捉えている。     おそらく確信犯・意図的に録っているようだが、私はこれが気にっている。2017年にエラートからリリースされた「ドビュッシー:室内楽曲集」における「シランクス」と録られた音が全く違う。音が違うのは当然のことではあるが、両者とも録音時期が2016年12月〜2017年の4月で近いにもかかわらずこれだけ音が違う。コンセプトの違いにもよるのだろうが、両ディスクの聴き比べも面白い趣向であろう。     曲の個性もそれぞれはっきりしていて、あちこちの名所・スポットに気の向くまま連れて行ってもらっている感じで飽きさせない。面白いですよ、こういう旅も。

うーつん さん | 東京都 | 不明

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