1926年、イギリス生まれ。1950年にアビー・ロード・スタジオに入社し、数々のアーティストのレコーディングに関わる。1955年にはEMI傘下のパーロフォンの制作責任者に就任。1962年にブライアンエプスタインよりザ・ビートルズを紹介されすぐに契約。その時ドラマーであったピート・ベストを外し、新たにリンゴ・スターを迎え入れ、「ラヴ・ミー・ドゥ」でデビューさせる。

ザ・ビートルズの大成功により、ジョージ・マーティンは1965年にはEMIから独立。ジェフ・ベック、チープ・トリック、エラ・フィッツジェラルド、ケニー・ロジャース、ピーター・ガブリエル、スティング、ミート・ローフ、ケイト・ブッシュ、ポール・マッカートニーなどの数多くの有名アーティストのプロデュースを手掛ける。 中でも、1983年発表のマイケル・ジャクソンとポール・マッカートニーのデュエット「セイ・セイ・セイ」、1997年のダイアナ妃を追悼したエルトン・ジョン「キャンドル・イン・ザ・ウィンド97」は日本でも有名だ。
1998年には、セリーヌ・ディオン、フィル・コリンズ、BONNIE PINKらが参加したザ・ビートルズのトリビュートアルバム『イン・マイ・ライフ』を発表。1999年にプロデューサー業を引退し、公演を中心に活動をしていた。2016年3月8日死去。