ストック/エイトケン/ウォータマンのサウンドを意識した80年代調のとことんポップなユーロディスコナンバー。近年、多くのアーティストがテーマとして描いてきた「桜」。KANが満を持して発表するこの楽曲は、植物としての桜側からの気持ちを描くという、過去にない独自のアプローチで制作されました。一年中立ち続ける桜の木を、花が咲いた時だけよってたかってもてはやし、ライトアップしてドンチャン騒ぎ。どころか、本来“日本人の心”であるはずの「桜」が、今やコンビニの期間限定商品のネタになっている。そんな現代に於けるなんとも軽薄な“桜フィーバー”に問題を提起する“社会派ディスコ”。この歌が桜シーズンの定番ソングになり得る健全な日本が戻って来る日はまだ遠い。カップリング曲『表参道』は、フレンチポップの名曲『オー・シャンゼリゼ』にKANが独自の日本語詞をのせた、新提案のカバーナンバー。アレンジ・演奏者ともにたいへん興味深い作品に仕上がることでしょう。
満を持して、KANが“桜ソング”を発表。80年代のフレイバーがたっぷり詰まった極上ディスコ・サウンド。カップリングは「オー・シャンゼリゼ」を日本語詞にしたカヴァー曲。ゲストにサンコンJr.(ウルフルズ)、奥田民生、和田 唱(TRICERATOPS)となんだか豪華。ユーモアと職人技が光る。(園)(CDジャーナル データベースより)