やっぱいいですね、これは。オルタナ、ヘヴィ、コンパクトの極北。

Opethのミカエル・オーカフェルトをして、「ここ10年で一番ヘヴィなアルバム」といわせた、Katatoniaの現時点での最高傑作！個人的に前作はちょっとプログレッシブ過ぎてメロディが弱いなぁと思っていたので、今作のメロディの充実っぷりにしびれました。ヨナスのヴォーカルが格段に上手くなっているのも好印象だし。心地よい重さに乗るキャッチーかつ陰鬱なメロディがこれでもか！というほど楽しめます。1、5、8、10と要所要所に名曲レベルが配置され、ラスト曲以外は全曲4分台という聴きやすさも素晴らしい！限定版はボーナストラックを11曲目に収録。ボーナストラックやアルバム未収録曲に捨て曲が少ないのもKatatoniaの良いところ♪

ｽｳｪｰﾃﾞﾝ産ｺﾞｼｯｸﾒﾀﾙの重鎮の3rd。全編ｽﾛｰで憂鬱ﾒﾛﾃﾞｨ全開でかつ無気力なﾎﾞｰｶﾙ。暗すぎて聴いていて全くﾊｲにならないのだが何故か何度も聴きたくなる。そういうｱﾙﾊﾞﾑです。言うなればｺｰﾝの1stやｱﾘﾁｪﾝの2ndのようなものです。上記2ﾊﾞﾝﾄﾞが好きな人やﾃﾞｨﾌﾟﾚｯｼﾌﾞﾌﾞﾗｯｸﾒﾀﾗｰなどは多分ﾊﾏると思うので是非聴いて見て下さい。

KATATONIAの傑作4th。まあこのﾊﾞﾝﾄﾞがこのｽﾀｲﾙに変更してから駄作というのは存在しないのですが(1st〜2ndは駄作ではないがちょっと癖があり意見が分かれそう)、これぞｺﾞｼｯｸﾒﾀﾙといわんばかりの暗く遅く重く、そして美しいｻｳﾝﾄﾞが際立っているのがこの4thと最新作の7thだと思います。このﾊﾞﾝﾄﾞは日本では知名度が全然ないですが幅広いﾘｽﾅｰから支持されそうな感じなのでｺﾞｼｯｸﾒﾀﾙ好きは勿論、XasthurやShiningなどのﾃﾞｨﾌﾟﾚｯｼﾌﾞﾌﾞﾗｯｸ系ﾌｧﾝ〜KornやDeftonesなどﾆｭｰﾒﾀﾙ好きの人など一度騙されたと思って聴いてみて下さい(あとｱﾘﾁｪﾝ好きにもｵｽｽﾒ)。

ｶﾀﾄﾆｱの1stｱﾙﾊﾞﾑのﾘﾏｽﾀｰ盤｡徹底的に暗い音調はまさに当時のｺﾞｼｯｸﾒﾀﾙの中で異彩を放っていた｡ ﾎﾞｰｶﾙの悲しみの絶叫はある意味､癒しにも似た感覚｡またその中に見せる､ｽﾄﾘﾝｸﾞｽとｱｺｷﾞがまたﾓﾉ悲しい｡UK盤には新にﾎﾞｰﾅｽﾄﾗｯｸが5曲入っていてお徳盤｡

何故、カタトニアが日本でデウﾞュー出来ないのか？彼等のデウﾞュー時から変わらぬ静寂（死？）と激音（生？）の世界はロックそのもの！

静けさのなかに、燃えるような感情が込められたTonight’s Music。クライマックスでは静寂を破る力強ささえも見せ、やはりベテランだなぁと納得させるだけの展開の上手さを披露!Katatoniaの音に触れたのは、初めて。しかし、手応えは十分。