How Long This Time? Live 1970

キング・クリムゾン『In the Wake of Poseidon (ポセイドンのめざめ)』やソフト・マシーン・レガシーのツアーへの参加でも知られるブリティッシュジャズ〜ジャズロックピアニスト、キース・ティペット。エルトン・ディーン (sax)、マーク・チャリグ (cornet)、ニック・エヴァンス (tb) らを率いたリーダーグループによる 1970年１月、８月ロンドンのラジオ放送用に録音されたスタジオライヴ音源が British Progressive Jazzレーベルより初登場。

70年の『You Are Here... I Am There』と71年の『Dedicated To You, But You Weren't Listening』というキース・ティペット・グループ名義の２枚のスタジオアルバムの合間に収録された本スタジオライヴ音源は、コンディションの劣悪なマスターから大幅な修復を繰り返し今回のリリースに至ったという。

直後に『Dedicated To〜』に収録されることとなる「Thoughts To Geoff」「Five After Dawn」「Green＆Orange Night Park」の３曲は、いずれもそのスタジオヴァージョンとは異なるアレンジで資料的価値の高い音源と言えるだろう。

また、冒頭の３曲「How Long This Time?」「Thoughts To Geoff」「In A Vacant Mood」は、マイケル・ガーリックやドン・レンデルのセッション、イアン・カーのニュークリアスなどにも参加していた名ドラマー、トレヴァー・トムキンスがキース・ティペット・グループに参加した唯一の録音になる。

Tracks 1 - 3: Live studio session, London, January 1970.
Tracks 4 - 6: Live studio session, London, August 1970.

Tracks 1 - 3:
Keith Tippett - piano
Marc Charig - cornet
Nick Evans - trombone
Elton Dean - alto sax, saxello
Jeff Clyne - double bass, electric bass
Trevor Tomkins - drums

Tracks 4 - 6:
Keith Tippett - piano
Mark Charig - cornet
Nick Evans - trombone
Elton Dean - alto sax, saxello
Roy Babbington - bass
Bryan Spring - drums